ネムリブカ

ネムリブカはそれほど大きくならない小さいサメで
体長は1m40cm~2m程度の大きさにまで成長する、主に1m60cmを超えることは
少ないとされている。
分布は太平洋、インド洋、紅海、南日本。
日本では小笠原諸島で大きな群れをみられることもある。

体の特徴としては、他のサメに比べるとかなり細長く
ネコのような眼と背びれと尾びれの先端が白くなっている。
体が細長いということで、下の写真のように他のサメが入っていけないような場所にも
もぐりこみ、餌を確保することができる。

 

ネムリブカの性格はおとなしく危険は少ない、他のサメなどと餌や縄張り争いをする
ことも殆どない。
寝ている所などを尾を引っ張って遊んでいるダイバーの人もいるようだ。
ただやりすぎたりすると噛まれることもある。
これは人間から手をだした時の例で、何もしなければ人間への危険性は殆どない。

 

大きさ性質など、サメの種類の中でも飼育しやすいことから
水族館などでもよく飼育されていることが多い
過去には大洗水族館で同じ水槽にいるシロワニにネムリブカが
食べられてしまったかわいそうな事故もあった。

 

 

 

ネムリブカに関しての和名の由来は昼間ほとんど上の写真のように
サンゴ礁の岩の下などの海底で寝ていることにある。
昼間はじっと休息していて、夜間になると活発に行動する。

しかし、これは自然下でのことで、水槽で生まれて飼育された場合は
自然下にいるネムリブカと遊泳パターンが異なる
ものになるようだ。
水槽内で飼育されているネムリブカは昼間のほうが夜間よりも活発に行動する
こともある。

『サメ 軟骨魚類の不思議な生態』の49P~50Pにそのことに
関して詳しく記載されている。

以前、データーロガーを用いてネムリブカの遊泳パターンについての調査を
行った。ただし、水族館生まれで水族館育ちの海を知らないサメを用いて、連続
二三日間にわたりデーターロガーを第一背鰭に取り付け、一分間隔で遊泳水深
遊泳中の照度の記録を行った。
大変おもしろいことに水槽で飼われているネムリブカの遊泳パターンは自然界の
ものとは異なった。
水槽内のサメは昼間のほうが夜間よりも活発に遊泳することが判明した。
これは、水槽内のネムリブカはほぼ毎日午前中と午後に餌を与えられていることに
起因しているものと推察できた。

 

ネムリブカに関しては生まれてきてから置かれる環境によって、自然下に
いるものと行動が変わってしまうようである。
水族館などで飼育されて行動パターンが変わってしまったネムリブカは和名に由来するような
特徴がなくなってしまった魚となってしまっている可能性もある。

 


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