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マグロは出世魚? 名前の順番

マグロという魚は日本では寿司や刺し身ではかなり
日常的には食べられる魚ですが
そこまで一般の方には生態などは詳しく知られていない魚の
一つかと思います。

マグロはご存知の通りかなり大きく成長して
種類によってその大きさが異なります。

 

クロマグロ 体長3m
ミナミマグロ,キハダマグロ,メバチマグロ 体長2~2.5m
ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ) 1m
タイセイヨウマグロ,コシナガマグロ 80~100cm

マグロは1m以上の魚が多く、このように大きく成長して
多く食として親しまれている魚は出世魚ということが
多い。

 


(クロマグロの画像)

一般的にマグロというと上のクロマグロのことを指します
はたしてクロマグロは出世魚なのか?

 

気になる方も多いのかもしれませんので

マグロが出世魚かどうかを調べてみました。

 

 

マグロと出世魚

マグロモノクロ写真

 

いきなりマグロが出世魚かどうかと
いう結論を書いてしまうと

 

「マグロは出世魚」ということが言えます

 

ただし、下記のように成長するに従ってよび名の変わる魚
だけを出世魚の定義した場合です。
(多くの辞書辞典などの出世魚は同じような定義です)

しゅっせうお【出世魚】〔歴史的かな遣い〕しゅっせうを
①成長するに従ってよび名の変わる魚。ぼら・すずき・ぶりなど。出世の魚。

学研日本語大辞典 – 出世魚

 

成長段階で名前を呼び分けることがのみが出世魚の定義とすると
マグロは出世魚に分類
されると言えるでしょう。
それらのマグロの成長名の資料は多く存在します。

 

ただマグロは出世魚かどうか、両方の意見が存在しています。

現代の資料ですが名前は変わるが出世魚ではない、というようなものは
見受けられます。
wiki 出世魚に関しては出典がないようですが
こう記されている

マグロ マグロは名前は変わるが出世魚とは呼ばない。サワラ、ウナギ、カンパチ、サケなども同様。

出典 – wiki 出世魚

 

マグロ 成長段階の名前の順番

水揚げされたマグロ

 

クロマグロは成長段階の名前以外でも
別名があり。クロシビ、ホンマグロ、マグロ
などと呼ばれています。
3mと大きいだけあって、ホンマグロ、マグロと
呼ばれ、マグロといえばクロマグロとされるぐらい。

 

成長名段階での変化に関してはあり。
クロマグロに関しては『大和本草』に
記されるものでは

メジカ⇒ シビ⇒ マグロ

と成長段階で呼び分けていたと記されています。

 

他にも『日本産魚名大辞典』にはクロマグロの成長名が
記されていて、地方によって異なりいろいろとあります。

 

福岡

コシビ(若魚)⇒オオシビ マグロ(大型のもの)

 

高知

シンマエ(若魚、全長10cm位)⇒ヨコ、またはヨコワ(20cm~60cm)⇒コビン(90cmぐらい)

東京

マメジ(若魚)⇒オオマグロ(特大のもの)

静浦

メジ(未成魚、約90cm)⇒クロシビ、ゴトウシビ(特大、成魚)

メジカッコ⇒メジカ

メジ⇒クロシビ⇒シビ

 

参考 – 日本産魚名大辞典

このようにクロマグロは昔から多く地方で成長名などで
呼ばれてきていたので、出世魚と分類されても
問題はないはずです。

参考までに『日本産魚名大辞典』では以下のマグロの種類では
地方名はありますが成長名などは記されていません。

ミナミマグロ
キハダマグロ
メバチマグロ
ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)
コシナガマグロ

地方名ではどのマグロもシビという名前が
多くついています。

 

 

マグロは時代をへて価値が上がった出世魚

マグロの刺身

マグロは面白いことに時代によって
取り扱いがことなり、昔と現代と比較すると価値が
大幅に上がった魚
の一つです。

 

世界大百科事典第二版のマグロの記事には
もとは下賤で高貴な人が食べるような魚ではなかったらしい
しかし現代にいたっては高級(とくにトロなどは)ともされるので
それこそ出世魚とされています。

 

室町末期ころから〈しび〉の小型のものを目黒(めぐろ)というようになり,目黒からマグロの語が生じたともいわれる。ところで,マグロほど昔と今で日本人の評価が変わった魚はない。江戸前期の《古今料理集》(1670年代刊)は〈まくろ 下魚也,賞__に用いず〉と,マグロは卑賤な魚で高貴な人にすすめうるものではないとしているが,たしかに中世までの評価はそうしたものだったようで,マグロを食べたとする記事はまず見当たらない。

<中略>

現在,〈とろ〉と呼ばれる脂身は脂肪ぎらいの多い日本人の顧みるものではなかった。いまから数十年前でも〈とろ〉はまだ〈あら〉扱いされており,もっとも安直な菜としてネギとともに〈ねぎま〉にされるくらいであった。その〈とろ〉がいまや最高級のすし種として貴重品扱いされるようになったわけで,マグロこそはほんものの出世魚といえるかもしれない。

出典 – 世界大百科事典第二版 マグロ

 

時代を経て出世したので、マグロは出世魚としては
なかなか相応しい位置づけなのかもしれません。