ミツクリザメ 顎が体長の10%ほど伸びる脅威の深海サメ

深海サメの種類 ミツクリザメの画像
出典 – https://www.youtube.com/

ミツクリザメの分布は日本から南アフリカ、ポルトガル沖、オーストラリアにわたる。
分布はほぼ世界の深海に分布されていると考えられている。
日本では相模湾や駿河湾などで見つけられている。

水深 100m~600m
体長 80cm~3m90cm

ミツクリザメの発見例を過去をさかのぼると、1800年代にすでに発見されており
非常に長くつきだした吻が特徴的で、テングザメなどと呼ばれていた時期があった。

メガロドンというサメの記事でも記載したが、日本では昔サメ類の歯などは天狗の爪
などとされて各地で宝物とされていた。
このミツクリザメは天狗のような姿にあたるが、昔の人は
未知なるものを割と天狗などと結びつけるような傾向にあったように思える。

ちなみに姿の一部がテング似ているということで
和名にテングという名前がつく魚はよくいる、以下和名にテングとつく魚

  • テングギンザメ
  • テングカワハギ
  • テングチョウチョウウオ
  • テングトクビレ
  • テングヘビギンポ
  • テングハコフグ
  • テングハギ

なかでもテングハギはなかなかテングのような姿をしている。

 

 

ミツクリザメの最大の特徴である長い吻の役割は獲物を襲うために使うものだと
思われてきたが、餌を探すために使うものだということが
解明されてきている。

ミツクリザメの長い吻の中にはロレンチニ器官があり
それで、生物に発生している微弱な電気を感知して
獲物を探している。
おもにロレンチニ器官はサメの吻あたり多く集中していて
小さい孔が開いている。

ロレンチニ器官はサメがもつ器官で
電気刺激、触覚刺激など感知するセンサーの
役割としていて、サメの獲物となる生物がだす弱い電気刺激に
反応することが、1971年にアメリカのカルミジン博士によって
証明されている。

このロレンチニ器官はサメのなかではシュモクザメなども
かなり発達している。
シュモクザメもミツクリザメのようにかなり吻に特徴のあるサメ。

 

ミツクリザメは近年では、水中映像や水族館などの飼育例から
餌を捕食する際に、顎を大きく突き出し噛みつく行為をするため
長い吻を使わずに捕食することが解明された。

ミツクリザメの顎を大きく突き出す行為は
詳しくはNIKKEI STYLEの記事に記載されている一部を抜粋

ミツクリザメの捕食シーンはNHKが撮影した5回だけで、サメ研究者である北海道大学の仲谷先生はこの貴重な映像を使って摂餌行動を分析した。それによると、ミツクリザメが両顎を突出させる長さは体長の10%ほどで、サメ類のうちでは最大、そして突出速度も最速だという。悪魔の容貌はエサの乏しい深海で餌を捕らえる特有の戦略だというわけだ。

出典 – http://style.nikkei.com/

以下の画像はミツクリザメが噛みつく際に顎を突き出す
様子
の断続的な画像、画像は撮影時のアクシデントでダイバーの腕に噛みついているが
餌を捕食する際もこのように顎を突き出すようだ。

 

ミツクリザメの噛みつき画像1

ミツクリザメの噛みつき画像2

ミツクリザメの噛みつき画像3

ミツクリザメの噛みつき画像4

出典 – https://www.youtube.com/

 

最初と最後の画像を比べてみるとかなり伸びている様子がわかる
顎が体長の10%ほど伸び、大きい個体では全長3m90cmあるものも
いるので、瞬間的に最大39cmも顎が飛び出してくるのである、捕食される
獲物にとってはたまったものではないだろう。

ミツクリザメは風貌、捕食行為ともにゴブリンシャーク(悪魔のサメ)と呼ばれる
のに相応しい深海サメの一種。

 

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