メダカの繁殖

1,メダカの繁殖

 メダカは条件が整えば高確率で繁殖を行う。主に卵から一週間程度で孵化する。

1)水温

春から夏にかけてがメダカの繁殖期間にあたる。
水温で表せば、25℃以上の温度が続くと繁殖行動を行いはじめる。

ゲージで飼育し、年中繁殖させたい場合はヒーターなどを使い25℃以上に水温を保つ。
ダルマメダカの場合33℃前後で産卵するとダルマメダカの出現率が上がる。

2)照明

メダカは主に早朝に繁殖を行う。
夜が明けて明るくなると、繁殖を行う習性がある。

室内などで照明をつけて飼育している場合でも、夜に照明をつけたままに
せずに、夜になると照明を消すようにする。

3)音や振動
照明を明るくする時(夜が明けて明るくなる時)に、水槽には近寄らず離れて物音を
立てたりしないほうが良い。


第六感

魚の神経系には側線というものがあり。
側線にそった小さな穴と通じて体の外の振動やを感知することができる
能力がある。

このような能力があるので、繁殖の際はストレスを
与えないようにするためあまりメダカの近くによらず物音を立てないほうが良い。

4)卵の隔離

メダカは産卵すると、水槽内で飼育している場合そのままでも

敵がいないので孵化しそうだが、メダカに限らず散卵型の魚は親や
他の魚が卵を食べてしまう
ので、効率よく繁殖したい場合は
親がいる水槽から他の水槽に卵を隔離する必要がある。

卵と同様に稚魚も食べられるので注意。
シュロをメダカの産卵床に使うと卵を隔離するのが楽で
管理しやすい。

シュロの変わりにホテイアオイでも代用できるが、ホテイアオイは痛んだ部分が腐りやすく
腐った部分をそのままにしておくと水質を悪化させる。
腐った部分を適切に取り除かなくてはならないのでやや面倒な点がある。
戸外の寒い場所に置くと、冬には枯れるので野外で冬は使えない。
ホテイアオイには斑入りの種類もある。

5)稚魚と卵の管理

稚魚や卵は成魚に比べて水質の悪化や酸欠に弱い。
以下の点に注意して管理する。

  • 水質管理をしっかりと行う
  • エアレーションを行う
  • 孵化できずに死んでしまった卵はカビをはやして水質を悪化させるので
    スポイトなどで水槽から取り除く。

  • 3日ほど餌を食べないので、その間餌はやらない。
  • 卵から孵化して2週間程度は水換えをしない。
    水質の急変により死亡する場合がある。

  • 餌は孵化して1週間程の稚魚であれば、100匹あたりに対して粉末状の
    ペビーフードを、耳かき半分程度で良い。与えすぎると水質を悪化させる。

  • 稚魚は大きさが違いすぎると共食いを始めるので
    サイズに応じて、他の水槽に分ける必要がある

  • アルビノメダカやダルマメダカの稚魚は餌とりが下手なので
    他の種の稚魚と同じ水槽で管理しないほうが良い。

毎日の水温を足して250℃に達すると卵から孵化がはじまる。
例えば25℃の水温で卵を管理した場合、おおよそ10日程度で孵化がはじまる。

 

アルビノメダカの稚魚は視力が弱く稚魚の管理がやや難しい。

アルビノメダカの稚魚の餌の与え方(餌は1日1回のみ)
夜になりあたりが暗くなったら、水面にライトを照らす。
アルビノメダカの稚魚はライトの明かりの部分によってくる
その場所に餌を与える。

上記の方法を2週間程度続けるとアルビノメダカの稚魚の目が
見えるようになってくるので普通に餌を与える。


 

2,メダカの雄、雌を見わける方法

 メダカの雄雌を見わける方法は一般的に背ビレや腹ビレで判別する。
背ビレや腹ビレで判別するよりも難しいが
上から見て口の周辺の部分で雄雌を判別する方法もある。

1)メダカの雄、雌を背びれや腹ビレで見わける方法。

主にヒレの形や、長さで見わける。

 背ビレ尻ビレ
雄の形四角い

切れ込みが入る
四角い
雌に比べ長い
雌に比べ大きい
雌の形ヒレの先端が丸い
切り込みはない
ヒレの先端が丸い
雄に比べ小さい

2)メダカの雄、雌を上から見て雄雌を見わける方法。

主に口の周辺で見わける。

 
雄の形形は雌に比べて角ばっている
良くみると目の近くあたりに、口先から2本の線が入る
雌の形形は雄に比べると丸い
線は入らない。

3,ニホンメダカと遺伝的多様性

1)ニホンメダカの分類

大きく分けて 「北日本集団」  「南日本集団」という2種類のメダカがいる。
これらは以下のように詳細に分けられている。

  1. 北日本型
  2. 東日本型
  3. ハイブリッド
  4. 山陰型
  5. 東瀬戸内型
  6. 西瀬戸内型
  7. 北部九州型
  8. 有明型
  9. 薩摩型
  10. 大隅型
  11. 琉球型

※ハイブリッドは1,4,5が混ざったタイプ

これらさまざまな型は異なる環境で繁殖を重ねておこなっているので
同じ固体でも地域によって遺伝的な特徴が異なっている。
これは後述する遺伝的多様性によって現れた特徴である。

 

2)遺伝子の多様性

外見に殆ど違いが無く、遺伝子が異なる同じ親から生まれても
子の遺伝子がすべて同じになることはない。

同じ固体のタイプでも、遺伝子の組み合わせはすこしづつ違う
これらを「遺伝的多様性」という。

同じ種であっても異なる地域により生息する個体は
生息する地域に適応した遺伝的な特徴をもつ。

長い期間でみると新しく変化にとんだメダカの作出にあたっては
環境(餌、水質、水温、照明、等)を延々と同じパターンで行うよりも
異なるさまざまな環境でそれぞれ行った場合のほうが、その環境に適応した遺伝子を
もつ個体が生まれる可能性が高いことが伺える。

参考文献
完璧版 観賞魚の写真図鑑―オールカラー世界の観賞魚500
生物多様性キーワード事典

 


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