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メルルーサ

よく弁当や総菜で売られている『白身魚のフライ』の魚
考えた人はどのくらいいるでしょうか。

不思議と中身は全然知らないと思う人も多いはず?

フライというだけであまり中身を確認せずに食べていることも
多いのかもしれません。
割りと知られていない白身魚のフライでよく使われる魚の一つである
メルルーサという魚について載せています。

 

メルルーサとは?

おもにメルルーサと呼ばれている魚はメルルーサ亜科の海水魚の総称
であり5属24種
が確認されている、わりと深海に生息する魚が多い。

 

24種類のどれかの魚が日本でメルルーサとして利用されているようだが
どの魚が多く利用されているというかは不明。

 

シロガネダラの画像
(マダラ(写真上)と、メルルーサの一種シロガネダラ(写真下)は姿が似る)

簡単な魚の情報や流通場所などを調べておいたので、売られている
メルルーサの産地などが書かれていると参考になるかもしれない。

ただ、日本で白身魚のフライ(加工)などで売られる場合は
産地の記載は必要ないようなので産地不明が多いですが。

 

 

 

メルルーサとされる魚一覧

リコノデス属 (Gilchrist, 1922)

Lyconodes argenteus (Gilchrist, 1922)

南東大西洋:南アフリカ

 

リコヌス属 (Gunther, 1887)

Lyconus brachycolus (Holt y Byrne,1906)

 

北西大西洋:カナダ沖 北東大西洋:アイルランドの南西、マデイラ、
そしてサハラ沿岸沖

稚魚は150~700 mの深さの範囲で捕獲されている

 

Lyconus pinnatus (Gunther, 1887)

南極

深海では150~700 mの深さの範囲で幼魚が見つかった。

 

ホキ属 (Gunther, 1873)

 

Macruronus capensis (Davies, 1950)

南東大西洋:南アフリカの深海では、モッセル湾、アルゴア湾の沖

非常に荒れた底または中層の水域に生息。

 

 

Macruronus maderensis (Maul, 1951)

東部中央大西洋:マデイラ

 

Macruronus magellanicus (Lonnberg, 1907)

南東太平洋および南西大西洋:チリ南部およびアルゼンチン沖

 

Macruronus novaezelandiae (Hector, 1871) (ホキ)

オーストラリア南部からニュージーランド近海
世界規模で利用される。
水深10~1,000メートルに生息

 

日本でも白身魚としてよく利用されるようで
ほっともっとの、のり弁の白身魚のフライに利用されている。

 

メルルーサ属 (Rafinesque, 1810)

 

Merluccius albidus (Mitchill, 1818)

西部中央大西洋:ジョージ・バンク、スリナムとフランス領ギアナのニューイングランド
水深80 – 1170 m

全体的な色銀白色

生鮮、冷凍、燻製で販売される。

 

Merluccius angustimanus (Garman, 1899)

東部太平洋:カリフォルニア州デルマールからコロンビアのエンセナダデトゥマコまで、
アメリカ大陸の西海岸沖。バハカリフォルニア沖のブルーマンとパロマ
水深80 – 523 m

全体的に銀色がかった色

 

Merluccius australis (Hutton, 1872)

 

南太平洋と大西洋では、南アメリカ南部周辺とニュージーランド周辺の海域
水深415~1000 m

ニュージーランドでは、M。australisは大型のトロール漁船によって
ほとんど独占的に捕獲されている。
ホキ(Macruronus novaezelandiae)などと混獲してとられる

 

Merluccius bilinearis (Mitchill, 1814) (シルバーヘイク)

北西大西洋のメリーランド州沿岸からグランドバンクにかけて
水深55~900m

すり身の原料となる。

 

Merluccius capensis (Castelnau, 1861)
Merluccius capensisの画像

南アフリカの海岸沿いの南東大西洋

アフリカの大西洋側の水深200~400m程度いる深海魚。

Merluccius merlucciusや
Merlucciusのparadoxusと似ている。

 

Merluccius gayi (Guichenot, 1848)
Merluccius gayiの画像
出典 – https://en.wikipedia.org/wiki/Merluccius_gayi#/media/File:Merluza.jpg

太平洋岸に沿って、南米からペルー北にチリの海岸にチロエ列島
水深50~500メートル

Merluccius merlucciusに似ている

 

Merluccius gayi peruanus (Ginsburg, 1954)

Merluccius gayiの亜種

南東太平洋 ペルーの南
深さ範囲50~500メートル

 

Merluccius hernandezi (Mathews, 1985)

東部中央太平洋:カリフォルニア湾
水深300m程

 

Merluccius hubbsi (Marini, 1933) – アルゼンチンメルルーサ

アルゼンチンメルルーサのイラスト
出典 – https://en.wikipedia.org/wiki/Argentine_hake#/media/File:Merluccius_hubbsi.jpg

大西洋南西部、ブラジル南部の外洋からアルゼンチン、
フォークランド諸島海域に棲息する。
水深50~800メートル

 

 

Merluccius merluccius (Linnaeus, 1758)

Merluccius merlucciusの画像
出典 – httpsen.wikipedia.orgwikiMerluccius_merluccius#mediaFileMerluccius_merluccius.002_-_Aquarium_Finisterrae.JPG

ノルウェーとアイスランドの南からモーリタニア
地中海に至る東部大西洋

水深30メートルから1000メートル

ヨーロッパ漁業の主要な魚

ノルウェーやアイスランド産のメルルーサであれば
この種あたりかも。

 

Merluccius paradoxus (Franca, 1960)

 

南東大西洋:南アフリカ
東ロンドンへの南
ナミビア。西インド洋:マダガスカル海嶺

水深200~1000 m

海底の付近に生息する。

 

 

Merluccius patagonicus (Lloris y Matallanas, 2003)

パタゴニアメルルーサ
南アメリカ:アルゼンチン、パタゴニア

水深?~95 m

 

Merluccius polli (Cadenat, 1950)

アフリカの西海岸沖の東部大西洋
水深50~1000 m

 

Merluccius productus (Ayres, 1855)(シロガネダラ)
 シロガネダラの画像

和名はシロガネダラ

太平洋北東のバンクーバー島からカリフォルニア湾北部
水深表層から深度1000 m

 

Merluccius senegalensis (Cadenat, 1950)

アフリカ北西部沖の東部大西洋

水深8メートルと500メートル

Merluccius merlucciusやM. polli
との混獲で
別々に報告されていない傾向があり。

 

Merluccius tasmanicus (Matallanas y Lloris, 2006)

西太平洋および西太平洋東部および南西大西洋
水深?~ 91 m

Merluccius australisと同じ魚であると
考えられている。

 

ヒカリダラ属 (Goode y Bean, 1888)

Steindachneria argentea (Goode y Bean, 1896)

西大西洋:フロリダ、アメリカ、メキシコ湾北部から
中央アメリカ、ベネズエラまで

水深 400 ~ 500 m

 

参考情報

https://www.fishbase.se/search.php

 

メルルーサとフィレオフィッシュ

 

アーストフード店をよく利用される方は
マクドナルドのフィレオフィッシュも食べることが
あるのではないでしょうか。

 

ネット上で記事にされている深海魚メルルーサがマクドナルドの
フィレオフィッシュ
に使われているということを目にして調べる方も
いるかもしれません。

 

実際の所はどうなのかというと
国によってはメルルーサとされる魚一覧の中の
種類が使われているので、メルルーサが使われていると
いうことは確かです。(2019/7 現在)

 

イギリスのマクドナルドのフィレオフィッシュ
はホキか スケトウダラ(英名Alaska Pollock Fillet)
が使われているようです。

Fish Filet Portion
Hoki or Alaska Pollock Fillet (Allergen Ingredient: FISH) (75%)

出典 – https://www.mcdonalds.com/gb/en-gb/good-to-know/nutrition-calculator.html

 

ちなみに日本マクドナルドのフィレオフィッシュは
スケソウダラ
が利用されています。

 

フィッシュポーション
主要原料:
スケソウダラ/アメリカ(ベーリング海)
最終加工国:
タイ、日本

出典 – http://www.mcdonalds.co.jp/quality/basic_information/menu_info.php?mid=1110

 

日本のフィレオフィッシュでメルルーサーが
使われているという情報の場合はおそらく正しくはないはずです。

 

メルルーサは多くの魚の総称 判別しずらい

 

流通量などから考えるとホキという魚も多くメルルーサと
して利用されてそうな感じもする

ニュージーランド産のメルルーサあれば

Macruronus novaezelandiae(ホキ)や
Merluccius australis

ヨーロッパ ノルウェー産やアイスランド産のメルルーサであれば

Merluccius merluccius

に該当しそうだ。

 

24種すべての魚を調べてみると判ったが深海魚が多いということも
あり情報量がかなり少ない魚も多い。

 

姿が似ている種類も多く(メルルーサ属など)、おそらく
加工食品のメルルーサとして
利用されているのはいろいろな種が混ざっている可能性
あると考えられる。

 

Merluccius senegalensisの英語のWikipediaには
こう書かれている。

This species tends not to be reported separately an mixed catches of this species with the European hake (Merluccius merluccius) and M. polli. It is also taken as by catch in fisheries for cephalopods and other species.  

出典 -  https://en.wikipedia.org/wiki/Merluccius_senegalensis

この種はヨーロッパのメルルーサ(Merluccius merluccius)と
M. polliとの混獲で別々に報告されていない傾向があります。

 

いろいろと混ざって魚が普通に食品として利用されているのかと
思うと意外に、雑な所はあるのだなと思える。
(健康を害する種が混ざっているというわけでもないので
問題視はされないのでしょうが)

食に関して神経質な方は、産地が詳しく
載っていないメルルーサは24種類の中どの魚が使われているかは
判らないということを考慮しておいたほうがいいのかもしれません。