魚へん 走

魚へん走と書いて「鯐」
すばしりと読みます。

 

鯔(ボラ)という魚の幼魚の事の呼び名の一つ
で3番目の大きさを表す。

ボラ (スバシリ)の画像
(ちょうど鯐 スバシリぐらいのサイズのボラ)

 

ボラもよくあるブリなどと同じような出世魚の一つで
成長段階によって呼び名が変わる

あまり魚に関らない人は、出世魚というのは
なじみが無いと思いますが以外に多くいます。

 

ボラ以外では以下のような魚が出世魚です。

ブリ(鰤)

サワラ(鰆)

スズキ(鱸)

クロダイ(黒鯛)

コノシロ(鮗)

カンパチ(間八)

 

ボラなどは成長段階などの呼び名をすべて合わせると
地方名は88種類もあるとされています。

 

ボラ 画像

関東でのボラの出世魚の順番は

オボコ⇒イナッコ⇒スバシリ⇒イナ⇒ボラ⇒トド

 

この中の3番目の「スバシリ」を指すのが

魚へん走と書いて「鯐」

 

 

鯐の漢字 魚偏に走と書く由来

ボラの画像2

 

鯐の漢字は簡単な由来で、「洲走り」ということから来た
とされています。

 

よくボラが多いような釣り場にいくと、ちょうどスバシリぐらいの
サイズのボラが、干潮になってくるとポチャンポチャンと等間隔で
鈍い音を出してジャンプ
していくような行動を
よく見ることができます。

 

あの行動から「洲走り」とされ
魚へんに走とあてられたようです。

 

スズキのジャンプは、楕円のように長くスパッと伸びますが
ボラのジャンプはやや円形のように短く飛ぶので
音が独特です。
しかもスバシリの場合何匹もたくさん等間隔に頻繁に飛ぶので頭にイメージが
残りやすい。

ボラの画像

 

 

イメージが残りやすい魚の行動から漢字を
割り当てていったというのも、なかなか興味深い所。

 

釣り人であれば、あの行動から来ているのかと
判る程、時期によってはかなりよく見られる光景

 

このボラの出世魚の名前を夫婦生活などに例えた
落語のような話も『魚へん漢字講座』という本にのっています。
(イナッコが抜けているのは元から)

 

「オボコ」

世間しらずでウブ

「スバシリ」

すばらしい尻=尻がでかい

「イナ」

否 嫌がることを覚える。

「ボラ」

ボランティア精神で事をなし。

「トド」

最後はトドのようにデーンと横たわる。

ボラ 顔の部分

 

とあまり出来のよろしくないような妻
表した話もあるようです。