サゴシ臭い原因、締め方に問題あり

サワラの若魚(サゴシ)の画像

サゴシを初めてライトショアジギングで釣り
クーラーボックスにそのまま放り込んで
持ち帰る方なども多いのではないでしょうか。

はじめての釣り魚を持ち帰った場合
処理などで失敗すると、かなりまずくなる原因
なります。

せっかく釣ったサゴシを臭い、まずいなどと
しないようにそれらが起こる原因などをメモしておきます。

 

サゴシが臭い、まずいの原因

ジグサビキで釣ったサゴシ

サゴシはサバと同じグループスズキ目サバ科に属する
魚の種類。

正式な和名はサワラ、出世魚の一つで50cmくらいまでの
若魚をサゴシと呼ぶ。

よく食品売り場での商品はサワラのサイズであっても
サゴシとして売られる事もある。
どちらかというとサゴシという名前のほうが
定着されている感じです。

 

ほとんどの方がサゴシを釣る前にサビキなどで
サバを釣った経験があると思いますが
ことわざに「サバのいきぐされ」などもあり。
ご存知サバはかなり身が痛みやすい魚

サゴシもサバと似たようにに身が痛みやすい魚なので
釣ってからすぐに下処理などを行わないと
身が痛みやすい。

 

サゴシが臭い原因

締めたサゴシ
(締めたサゴシの画像)

血抜きしていない、すぐに締めていない
血抜きしていないと大きいサイズのものはやや生ぐさく
なります

血抜きはやり方は結構簡単です、サイズによっては
10分ほど血を抜いたほうがいいとされています。
これをすぐにしていないと血が固まってしまい
そのまま体内に残ることになります。

絞める直前ははかなり暴れますので要注意。
危ないのでフィッシュグリップなどで押さえつけてから行うのがいいです。
ハサミも釣り具屋に売っているようなものでないと切るのに時間がかかります。

 

①大きい魚を締める簡単な方法は、まずはハサミを使ってエラの
付け根の部分切ります

この部分は比較的簡単に切ることができます。

 

②ハサミをさらに奥に差し込み目の後ろあたりにある
延髄の部分を切断します。
この部分はそれなりに固いです、切断すると血が出てきます。
これを行うことで魚の動きが止まります。

 

③さらに尾びれの付け根の部分にもハサミで切れ込みを
いれます。

エラの付け根の所以外の急所の部分を刺して
締める方法もありますが、非常に硬い魚も多く
鋭利な物をもっていないと突くことことができません。

 

アラを取っていないのが原因
サゴシはフィッシュイーターなのでアラの
部分に小さい魚が入っていることがあります
できれば早めに綺麗に取り除いておいたほうが
痛みの原因も取り除くことができます。

 

上の写真のサゴシも、太刀魚のエサ釣り師から
奪い取ったと思われるキビナゴ(色付きキビナゴも)が山ほどに
胃袋に入っていました。
マックスの赤キビナゴの画像
(こんな太刀魚用のエサです)

 

サゴシはサバと同じように寄生虫アニサキスをもって
いる可能性がある
魚なので、できればアラは
早めに取り除く事をおすすめします。

 

 

サゴシがまずい原因

臭いのと同じように処理していない
血抜きしていない、すぐに締めていない
アラを取っていないのが原因などが原因でまずくなります。

氷水の中にいれて水で身が水っぽくなったり
するとかなり不味くなりますので
真水に直接入れるというのはやらないほうが
いいでしょう。
鮮度を保つのは10℃前後が目安
魚の鮮度を保つのは10℃前後が目安とされています。
直接氷の所につけていたり、すると劣化が早まります。
(氷は0℃です)

氷水の中も低い温度ですし、水で身がべちょべちょに
成ることも多い
ので、氷水の中入れるとしても
サゴシをビニール袋などに入れてから氷水の中に入れるのを
おすすめします。
氷水で締める時は塩水などであればいいようです。

旬でない時期に釣って食べている
冬から春にかけてが旬で、寒ザワラと呼ばれる
これがサゴシの美味な時期。

旬は冬から春のようですが、秋の始めに釣ったもので
あっても締め方、血抜きの仕方などを
しっかりと行っておけば、個人的にはかなり
旨い部類に入ると思います。

夏に釣れたものが不味いなどとよく言われています。
がこれはあまりまずい原因ではないような気がします。

一度冷凍させずに生の刺身などで食べている
刺身で食う場合は、クーラーボックスで
ギンギンに冷やしてない場合でないかぎり
生のまま食べるのはそれほど旨いとは感じません。
ただ神経抜きなどかなり上手い締め方を
すれば別かもしれませんが。

さらにサゴシはアニサキスの危険性もありますので
出来れば一晩完全に冷凍させてから刺身に
したほうがいいとは思えます。

味も一晩程度であれば冷凍させても
ほぼ味あまり変わりません
、日がたつと
だんだん味の劣化するのが分かります。

 

サゴシはマイナーだがかなり旨い

サワラの画像

 

サゴシは秋頃にはかなり簡単に釣ること出来る
魚ですのでよく釣って、何度も食べていますが
刺身はよく釣れる青物の中では時期によって旨いと思えます。

刺身にした味を簡単にいえば、マグロのビントロなどの
旨いと思えるようなものに近い味をしています。

 

秋頃はブリなどもよく釣れますが、あれは大きいものを
釣るのが楽しいのであって。
食味であればサゴシ、サワラなどのほうが比較すれば
かなり旨いです。
しっかりと釣った後に下処理したもので
鮮度の高いものに限ります。

それと日本近海で釣れるサワラには3種類のものが居ます。
サワラScomberomorus niphonius
ヨコシマサワラ S. commerson
ウシサワラ S. sinensis

この中のサワラの事です、サワラよりも
ヨコシマサワラのほうがさらに味では格上とされています。

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