リクガメの種類 32種

リクガメは飼育できるペットとしては、かなり長生きする部類
であり大型にもなる。

ピンポンサイズの個体であっても種類によっては数年後にはある程度の
サイズになることも多く。
餌などの出費にある程度の金額がかかる。

さらに、リクガメの種類は大型種になると、凄い力があり
壊れやすいゲージであれば簡単に破壊される。
大型個体であれば体重数十kg程度を手足で動かしていることを考えると
その力は容易に想像できるだろう。

それなりの専用ゲージや飼育環境を構築するのにコストがかかることを
見ておくべき。
専用ゲージと書くと簡単そうではあるが、専用の小型動物園のゲージを
設置するようなもので、かなり大掛かりでコストがかかる。

もし、リクガメを購入するのであれば、最大の大きさ
必ずチェックしてもらいたい項目の一つ。

 

リクガメ 名前

  • エロンガータリクガメ
  • トラバンコアリクガメ
  • クモノスガメ
  • ヒラオリクガメ
  • アナホリゴファーガメ
  • テキサスゴファーガメ
  • モリセオレガメ
  • ホームセオレガメ
  • ナタールセオレガメ
  • マダガスアルベルセオレガメ
  • ベルセオレガメ
  • スピークセオレガメ
  • ソリガメ
  • ヨツユビリクガメ
  • ギリシャリクガメ
  • ヘルマンリクガメ
  • フチゾリリクガメ
  • インプレッサムツアシガメ
  • ビルマムツアシガメ
  • スマトラムツアシガメ
  • パンケーキガメ
  • インドホシガメ
  • ビルマホシガメ
  • バブコックヒョウモンガメ
  • ナミビアヒョウモンガメ
  • ケヅメリクガメ
  • チャコリクガメ
  • ホウシャガメ
  • ヘサキリクガメ
  • アルダブラゾウガメ
  • キアシガメ
  • アカアシガメ

 

インドリクガメ属

エロンガータリクガメ

エロンガーターリクガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org/

最大 36cm

輸入される個体は主に野生採取のもので
輸入数は過去に比べすくなくなっている。

飼育環境は、高温多湿の環境を好む。

雄には特徴があり、頭部はふつうは黄色だが、発情期になると
ピンク色になる。

 

 

 

トラバンコアリクガメ(セレベスリクガメ)

最大 30cm

同じインドリクガメ属のエロンガータリクガメ
によく似ている。
違いは甲羅の黒い斑紋の部分が大きいこと。

こちらも、輸入される個体は主に野生採取のもので
輸入数は過去に比べすくなくなっている。

 

 

セオレガメ属

モリセオレガメ(エローサセオレガメ)

最大32cm

供給が安定しているからか他のリクガメの種類と比べると安価。

生息地は湿った森林で、飼育環境も乾燥気味ではなく
暗めでやや湿度を保つ。

体を浸せるほどの水の容器をゲージにいれる。

草だけではなく、貝や昆虫なども食べる雑食。

 

ホームセオレガメ

最大 22cm

同じセオレガメ属のモリセオレガメによく似ている。

甲羅が非常に特徴的で、セオレガメ属の特徴をよく表したような
形となっております。

生息地がモリセオレガメとにており、飼育もそれに準ずる。

 

ナタールセオレガメ

最大 15cm

セオレガメ属での最小の種類。

赤味がかった美しい甲羅をもつリクガメの種類。

生息地は乾燥した高地の草原なので、飼育環境も
乾燥させたものを用意する。

性格もタフなので、明るい場所でも活発に行動します。
エサもほぼ草食で、野草や野菜でもよく食べてくれる。
小型であり飼育しやすいので、初心者にもおすすめできるリクガメです。

 

マダガスカルベルセオレガメ

最大 22cm

輸入数が少ないため販売価格は高価なリクガメ。
なかなか模様が綺麗なリクガメ。

温度や湿度は適応範囲が広く、比較的飼育しやすい。

 

ベルセオレガメ

ベルセオレガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org/

最大 22cm

比較的輸入数が多く、価格も安いリクガメ。
リクガメを販売している所であれば置いていることも多い。

生息地は湿った森林で、飼育環境も乾燥気味ではなく
暗めでやや湿度を保ったほうがいいが、あるていどサイズが
大きくなるとそれほど気を使わなくてもよい。

 

スピークセオレガメ

スピークセオレガメの画像
出典 – © Hans Hillewaert

最大22cm

ベルセオレガメやナタールセオレガメとして
輸入されることもあった。

乾燥した草原に生息するリクガメの種類なので
飼育環境は乾燥ぎみに育っている。

 

 

チチュウカイリクガメ属

ヨツユビリクガメ
ヨツユビリクガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org/

最大20cm前後

和名の通り前足の爪が4つのリクガメ、通常のリクガメは5本の爪。

ヨツユビリクガメは流通するものは亜種の3種に分かれている。
どれも、名前についているその地方で分布しているリクガメ。

アフガニスタンヨツユビリクガメ

カザフスタンヨツユビリクガメ

トルクメニスタンヨツユビリクガメ

どの種類も20cm程度の大きさでそれほど大きくならない。
輸入時の状態がよくない場合が多いが、環境になれると
かなり丈夫で飼育しやすいリクガメの種類。

 

ギリシャリクガメ

最大36cm

よく輸入されて、飼育しやすいリクガメの種類。
低温にも強い。

わりと初心者にオススメできるリクガメだがかなり寿命が長い。

ギリシャリクガメは亜種が7種ほどある
どの種も20cm〜30cmとそれほど大型にはならない。

アナムールギリシャリクガメ(最大29cm)
アルメニアギリシャリクガメ(最大23cm)
ムーアギリシャリクガメ(最大18cm)
トルコギリシャリクガメ(最大36cm)
アラブギリシャリクガメ(最大20cm)
ニコルスキーギリシャリクガメ(最大21cm)
イランギリシャリクガメ(最大27cm)

 

ヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org/

最大35cm

ギリシャリクガメとよく似た種類。

ニシヘルマンリクガメとヒガシヘルマンリクガメ
の2つの亜種に分かれる。

ニシヘルマンリクガメは小型で最大19cmで低温にはあまり強くない。
対してヒガシヘルマンリクガメは最大35cmとやや大きくなり、低温にも強い。

ニシヘルマンリクガメのほうが人気が高く
値段が高い種類です。

 

フチゾリリクガメ(マルギナータリクガメ)

最大38cm

 

チチュウカイリクガメ属の最大種。
成長するに従い甲羅の後部が広がっていくのが特徴。

フチゾリリクガメは2つの亜種に分かれる。

オオフチゾリリクガメ 最大38cm

ペロポソスフチゾリリクガメ 最大27cm

乾燥した環境を好み、多湿であると状態が悪くなる
ことも多い。

 

リクガメ属

インドホシガメ

最大38cm

ピンポンダマサイズがよくリクガメショップで
販売されている。

小型サイズはの個体は育てる際に湿度が必要となるリクガメの種類。

インドホシガメは密輸入が多いリクガメで、販売されている個体は
非常に弱っているものが多いので購入する際は
慎重に判断する。

 

 

ビルマホシガメ

ビルマホシガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org/

最大26cm

ビルマホシガメもインドホシガメと同様に密輸入が多い種類で
あるが、わりと丈夫であることが多い。

もともと性格が神経質でなく、サイズも大きいことも
関係しているかもしれない。

 

バブコックヒョウモンガメ

最大70cm

流通されているものはヒョウモンガメと呼ばれていることが多い。

あまり乾燥させつづけるのはよくない種類で、日本の冬の乾季に
湿度不足でコンディションが悪くなることが多い。

湿度の高い夏のほうが活発に動く種類。

小さい個体でも数年で40cm程度にまでは育つ。

 

ナミビアヒョウモンガメ

最大70cm

輸入量はそれほど多くなく、販売価格が高い種類。

バブコックヒョウモンガメよりも大型に育つ。

大型になるので、成長すると餌やケージにはコストがかかる。

 

ケヅメリクガメ

最大83cm

アメリカで養殖された個体がよく輸入されてくる。

よく販売されるわりにはかなり大型になり、一般の人の手
には負えなくなることが多い。

ケヅメリクガメはゾウガメの種類で3番目に大きくなる。

専用のゲージを設置できるぐらい飼育コストをかなりかけられる人で
ないかぎり、育てるのは控えたほうが良いだろう。

 

チャコリクガメ

チャコリクガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org/

最大43cm

 

小型の個体はケヅメリクガメによく似ている。

昔はよく輸入されていたリクガメの種類であるが、あまり
輸入されなくなり、高額になった。

基本的には25cmぐらいまでにしか大きくならない
小型のリクガメの種類。

わりと飼育環境には神経質なリクガメで
小さい個体は低温と乾燥に弱い。

 

ホウシャガメ

最大 40cm

甲羅に放射状の模様がつくことが名前の由来。
その姿は非常に美しく人気がある。

輸入量は少なく、価格も高価。

自然下では、乾燥した林、藪、荒れ地などに生息する。

温度と湿度の適応範囲も広く、丈夫で飼育しやすいリクガメ
の種類。

 

 

ヘサキリクガメ

ヘサキリクガメの画像
出典 – © Hans Hillewaert

最大 44cm

ソリガメに似て首の下の腹甲の部分が伸びたようになっている。

成長するにつれて甲羅の色彩の変化が多い。

 

 

アルダブラゾウガメ

アルダブラゾウガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org/

最大 119cm

世界で2番目に大きくなるリクガメの種類。

最大背甲長119cm、体重304kgの個体が記録されている。

 

キアシガメ

最大 82cm

かなり大型に成長するリクガメの種類。

アカアシガメと同じように比較的飼育しやすいが
かなり大型に成長するので、一般家庭での飼育は難しい。

 

アカアシガメ

最大 51cm

よく販売されるリクガメでは人気のある種類。

個体によって甲羅の色彩パターンが異なる。

低温以外はわりと丈夫なリクガメですが、小さいサイズの頃は
乾燥と低温にはかなり弱い部分がある。

エサは草食だけでなく動物質のものも食すので
バランスよく与える。

水を飲む量が多いので大き目の水容器を設置する。

 

 

 

 

リクガメの種類 クモノスガメ属

クモノスガメ

クモノスガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org/

最大 15cm

名前のように甲羅に蜘蛛の巣のような模様が入るリクガメ。
その模様がなかなか綺麗なことから人気がある。

自然下では乾燥した林や藪の中に住んでおり、乾燥を
好みそうだが、乾燥している間は動かずに湿度が高まった
ときに活発になる。

ときおりゲージに散水などをおこない
活発に行動させるのが良い。

 

 

ヒラオリクガメ

最大 13cm

過去はかなり高価な値段であったが、一挙に輸入量が
増えたことにより価格が下がった。

クモノスガメと同様な飼育環境で、どちらかというと多湿を好む。
また性格がおとなしいためにシェルターが必要となる。

 

リクガメの種類 ゴファーガメ属

アナホリゴファーガメ

最大 38cm

輸入も少なく、比較的高価な種類のリクガメ。

自然下では、砂の混じった地に巣穴を掘って
そこで一日の大半を過ごすことが多いリクガメ。

この巣穴と同様な温度、湿度を安定させることが
難しいために、日本での飼育はやさしくない。

 

テキサスゴファーガメ
テキサスゴーファガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org

最大 24cm

アナホリゴファーガメと同様、輸入も少なく、比較的高価な
種類のリクガメ。

自然下での特徴も似ているので、飼育するのも
難しい所があるが、アナホリゴファーガメに比べると
比較的、温度、湿度の適応範囲が広く飼育しやすい。

しかし飼育が難しいことにかわりはないので初心者向けに
おすすめできるリクガメではない。

 

 

リクガメの種類 ソリガメ属

ソリガメ(アングラータリクガメ)

最大30cm

首の下の腹甲の部分が伸びたようになっている様子が
ソリに似ているのでソリガメという名前の由来になっているようです。

湿度の適応範囲が狭いので、飼育は難しい。

 

 

 

リクガメの種類 ムツアシガメ属

インプレッサムツアシガメ

インプレッサムツアシガメの画像
出典 – https://commons.wikimedia.org

最大 31cm

輸入時の状態が悪い個体が多いようで、あまり
長期飼育された例が少ないようです。

標高が高い場所に分布していて、輸入時に状態が
悪くなることが多いようです。

よく販売されるリクガメの種類では、一番飼育が難しいと
されている。

 

ビルマムツアシガメ

最大 60cm

大型に成長するムツアシガメ属の種類。

飼育環境はアカアシガメに準ずる、アカアシガメに比べ
温度は高く、多湿を好む。

自然下では浅い水辺で水草などをエサとして
生活している個体も確認されている。

 

スマトラムツアシガメ

最大 48cm

中型サイズにまで成長するリクガメ。
リクガメの大型個体を飼育したいがあまり
コストをかけたくない場合はおすすめできる個体。

スマトラムツアシガメも
飼育環境はアカアシガメに準ずる

 

リクガメの種類 パンケーキガメ属

パンケーキガメ

最大17cm

名前のように甲羅が柔らかくできており、指でさわるとへこむ
ような甲羅です。

この特徴的な甲羅は、外敵に襲われると穴にはいりこみ
甲羅を膨らませて引きずりだされることを防ぐような
ための行動に使われます。

乾燥した環境で温度は高めに育てると
よい状態を保ちやすい。

 

 

 

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