魚 骨 喉に刺さった症状

魚の骨 頭

日本人の方はよく魚を食べる人も多く
魚の骨を飲み込んで食道などに突き刺さる
というリスクも他の国に比べて多いかと
思います。

 

 

 

骨が刺さった際にほとんどの場合は
直視下や、内視鏡等で体を切開せずに
口の中を通して骨を取り除く事ができるようですが
ごく稀に切開する必要があるようです。

 

そんな魚の骨が刺さった時の怖いいくつかの
症状の例
をまとめておきました。

 

あくまで魚の骨を丸呑みした場合で
しっかりと噛んで、取り分けたりした場合には
一般的にあまり起こるわけではありませんので
これをみて極端に魚を食わないというのも
どうかと思います。
(まあ、突き刺さっている画像を見ると
少し食い気がうせますが)

 

魚 骨 喉 違和感

魚の骨 全体

 

Ⅱ 症  例

患者:73 歳,男性.

主訴:胸部つかえ感.

既往歴:特記すべきことなし.

家族歴:特記すべきことなし.

現病歴:2012 年 11 月,あら汁を摂取した際に
魚骨を飲み込んだことを自覚した.つかえ感が残
ったが,自然に軽快すると判断し放置していた.
しかしその後も症状は改善せず,嚥下するたびに
痛みを伴うため, 3 日 後に当院耳鼻科を受診し
た.咽頭内には明らかな異物を認めなかった

出典 – https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/56/4/56_1527/_pdf

 

この症状は魚のあら汁を摂取した際に魚の骨が
食道壁に突き刺さった
もの、魚を煮たりする調理法は
骨を誤飲しやすいので、魚の汁物には注意が必要です。

 

出典のリンク先に実際に魚の骨が食道壁に刺さっている写真が
掲載されていますが、このような画像を見ると魚はしっかりと
噛んで骨を分けて食べないといけないな、という気持ちに
なりますね。

 

 

魚の骨 舌の付け根 舌の裏側

 

下のリンクに舌の付け根に魚の骨が
刺さった症状が画像付き
であり。
他にも多数の魚の骨が刺さった症状の画像が
あるので、気になる方はどうぞ。

 

https://www.2438-jibika.jp/sample-mp1.htm

 

舌の付け根に刺さった魚の骨は

  • 右舌根部にサンマの骨
  • 小海老の揚げ物
  • ホッケの骨など

 

 

魚 骨 怖い 症状

干からびた魚の骨

 

日本ではあまり死亡例などは検索しても
見当たりませんが
世界にはあるようです。

 

中国の寧夏回族自治区のニュースで
職場のまかない食で死亡、労災と判決、
魚の骨が喉に刺さり死亡という例もあったよう。

 

最終的には気道がふさがれ窒息状態だった
ようです。

 

さすがに中国は広い、このような稀な魚の骨で死ぬ
ケースも見受けられるよう。

 

 

魚 骨 喉 取れ ない

レントゲンの画像

 

症状の中でも喉に魚の骨が
刺さったという例は多い

 

症状で咽頭痛・嚥下痛という言葉がでてきます
わかりやすい解説は以下。

 

咽頭痛・嚥下痛とは、咽頭部付近に感じる疼痛(のどの痛み)、嚥下時に誘発される疼痛(のみ込むときに感じるのどの痛み)のことである。
嚥下痛を訴える疾患は口腔・咽喉頭の炎症性疾患、悪性腫瘍をはじめ、亜急性甲状腺炎、茎状突起過長症、上喉頭神経内枝や舌咽神経咽頭枝由来の神経痛、頸部筋群由来の痛み、異物などの耳鼻咽喉領域の疾患のほか、逆流性食道炎、食道カンジダ症、食道癌などの食道疾患、狭心症・胸部大動脈解離などの循環器疾患によるものなど多岐にわたる。

出典 – https://clinicalsup.jp/contentlist/1840.html

 

咽頭痛・嚥下痛・発熱

 

症例1:68歳女性.
主訴:咽頭痛,発熱.
既往歴:脂肪肝
現病歴:夕食時にカレイの骨を誤飲し,その直後より
咽頭痛が出現した.近医受診したが,異物は発見され
ず.咽頭痛が増悪し,発熱も出現したため,第3病日に
近医耳鼻咽喉科受診.CT で異物を認め,同院で全身麻
酔下食道直達鏡を施行したが異物を発見できず,同日当
科紹介となった

 

症例2:58歳,女性.
主訴:咽頭痛,嚥下時痛,発熱.
既往歴:更年期障害
現病歴:夕食時にカレイの骨を誤飲し,その直後より
咽頭痛が出現した.改善なく翌日近医受診したが,異物
は発見されず.その後疼痛が増悪し,発熱が出現したた
め,第4病日に近医耳鼻咽喉科受診し,CT で頸部食道
に異物を認めたため,同日当科紹介となった

 

症例3:81歳,女性.
主訴:嚥下時痛.
現病歴:夕食時にカレイの骨を誤飲し,その後嚥下時
の痛みが出現した.改善なく翌日に近医耳鼻科を受診し
た.CT で食道異物を認め,同日当科紹介となった.
初診時現症:喉頭ファイバーを食道まで挿入したが異
物は確認できず,その他特記所見なし

 

出典 – https://ci.nii.ac.jp/naid/130005438094/

 

 

例: 34歳,男性
主訴: 嚥下痛
既往歴: 特記すべきことなし
現病歴

夕食時にカサゴを食べた後より嚥下痛が生じたため
近医救急外来を受診し,魚骨異物を疑われたため同日
当科救急外来へ紹介された。

 

 

症例: 67歳,女性
主訴: 嚥下痛
既往歴

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 (プレドニゾ
ロン2 mg/日内服中),慢性副鼻腔炎,高血圧
現病歴

夕食時にカレイの骨を飲み込んだ後より左側の嚥下
痛が持続するため翌日近医耳鼻科医院を受診した。咽
喉頭に明らかな異常を認めず,同日当科に紹介され
た。

出典 – https://mlib.kitasato-u.ac.jp/homepage/ktms/kaishi/pdf/KI44-1/KI44-1p025-030.pdf

 

 

これら魚の骨が喉に刺さったのは『頸部外切開手術』を行い骨を
取り除く必要があった例です。

 

カレイの顔
(カレイの画像)

頸部外切開で骨を取り除く必要があり
という場合カレイの骨が刺さったということも多いようです。
割と安い値段で売られていることもあり供給が多く
煮て調理することが多い魚なので骨ごと飲み込んでしまう
確率が高くなる所から来てそうです。

 

カレイの骨だけがすべてではありませんが、魚を煮て食べたり
する場合にはそのまま魚の骨を丸呑みするリスクが高くなるので
やや注意して気を付けてよく噛んで食べたほうが
いいでしょう。

 

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