ボラ 漢字 鯔

vj-16で釣ったボラ

漢字は魚へん甾と書いて「鯔」ボラ

他にも、魚偏に老「鮱」、魚偏に留「鰡」
幼魚のひとつは、魚偏に走「鯐」
などとも漢字で書かれる。

現代よく使われる漢字は鯔が一般的。

 

鯔 ボラの特徴

ボラ 画像

 

日本ではよく河口部などの汽水域でみられる
大型になる魚

 

釣りなどでは、鱸(スズキ)を釣っているとよく掛かる
魚の一つ。

 

ボラもよくあるブリなどと同じような出世魚の一つで
成長段階によって呼び名が変わる。

 

関東でのボラの出世魚の順番は

オボコ⇒イナッコ⇒スバシリ⇒イナ⇒ボラ⇒トド

 

最後から2番目の呼び名とされるが
現代であれば基本的に「ボラ」とだけ呼ばれることが
ほとんど

 

河口の汽水域にいるものは臭みが強く
外洋などで生息しているものは臭みが少ない。

 

真冬にはイワシの群れを追いかけて捕食している
シーンをよく見かける、冬に旬などといわれるのは
食性がやや小魚などに変化しているのかも
しれない。

 

 

ボラ(鯔)の語源

 

名前の由来の詳しい説は今一つ
ないようですが、体が太いということから
来ているようです。

 

 

ボラの画像

(写真のように太くなる)

ボラは成長するとかなり丸々と太ることも
多いので合っているような感じ。

 

他には、マライ語やタイ語などの
外国語から来たともされています。

 

ボラは日本特有の魚と思われがち
ですが、生息地が世界に多く海外にも居る。

 

 

鯔の漢字 魚偏に甾と書く由来

ボラの画像2
(上部は黒いですが、腹の部分は全体的に白い)

 

漢字の語源はボラの体色が黒いと
いうことから来ているという説
が有力だろうか。

 

『本草鋼目』では

色が緇黒(しこく)⇒黒い

ということでボラの漢字が鯔だと
いうことが書かれている。

 

 

ボラの幼魚の画像
(ボラの幼魚)

他には、鯔のつくりの「甾」はあぶらを意味し。
幼魚の腹に黄色い脂肪が詰まっている
ということ
で、鯔という漢字があてられたと
いう説もあり。

甾の意味を調べると以下があり。

  1. 酒の容器、ほとぎ、瓶
  2. 中国山東省を流れる川
  3. 東方に棲息する雉の名
  4. 災害、災い

 

あぶらとの意は出てこず。

鯔の姿から想像すると頭の部分が
1、酒の容器に似ているというのが該当
しそうな感じはする。

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