ヒラメの生態 夜行性の魚?
ヒラメ 生息 地
ヒラメは日本中の多くのエリアに生息している。
(北海道東部にはほとんど居ないと言われている)
都市部よりも、少し離れたような砂浜の
比較的餌となるような魚の多い場所にいることが多い。
ヒラメの養殖などで調べてみると見つかりますが
水質の汚染にも比較的強い魚のようです。
同じ飼育ゲージに大量のヒラメを過密飼育しても成長させる
ことはできるよう。
水質汚染に強く都市部の海域でも生息することはできそうな
ヒラメですが、餌となるような生物が供給されなかったり、
高水温にも弱い為にどこででも生息できるという訳には
いかないようです。
1歳のヒラメは割と高水温に強く、2歳をなると
26℃を超えると餌をほとんど取らなくなり、33℃あたりの水温が
限界となります。
ヒラメ 天然 養殖
ヒラメは1000万個~3000万個の卵を産卵するが
稚魚が成魚になるのは0~1匹などと
されている。
少ない生存率のため、ある程度飼育され成長したヒラメが
放流され個体が維持されているようだ。
裏の白い部分に斑点が出ている個体は放流型
のようですが、最近は放流型であっても白い部分に斑点
はつかない個体も多いよう。
ヒラメ 泳ぎ方
ヒラメは大きく移動はしない、産卵のためや
越冬のために数十キロ程度の移動は行うということが
確認されている。
基本的に産卵や越冬の為の移動の際以外は、普段
毎日の行動ではほとんどが狭い領域で
過ごしている。
水深は冬場以外は20m~100m、冬場は100m~200m。
餌をとる為にもそこまで大きく回遊
移動しない。
日本のヒラメには8系統の種類に分類されていて
それらの分布ごとに生息地が分かれていて
分布域以上の移動を行わない。
ヒラメ以外の白身魚の種類も、そこまで大きく
移動しないというものが多い。
これは酸素供給などの仕組みなどから、大きく回遊しない
魚の身がすべてではないが白色になる。
ヒラメ 捕食
(ヒラメの餌の90%は小魚)
ヒラメはマイワシ、カタクチイワシ、シロギス、ヒイラギ
イカナゴ、キビナゴ、イカ、甲殻類
などの餌を捕食する。
餌の多く回遊する深場、海底の起伏の大きい所、砂磯場
などに生息する。
カレイは流れの弱いような泥底を好み
ヒラメは比較的透明度の高いような場所を好む。
カレイは2枚貝やゴカイ主に食べ
ヒラメは動く餌に反応する。
食性からカレイは餌釣りで、ヒラメは動く餌に反応するので
ルアーなどにも釣れる。
ゴカイや2枚貝は比較的どこにでもいるので、食性からカレイは
釣れる場所の範囲が広く、
都市部の河口などでも釣れることも多い。
ヒラメ 季節
基本的にあまり大きな回遊行動魚を
行わない魚の行動が大きく変化する場合、一つが
食事で、もう一つが産卵となる。
ヒラメが浅場に接岸するのも、産卵行動が
大きく関わっている。
ヒラメの産卵は地域によって異なる、一般的に本州などでは
10月~11月頃、冬期の深場移動や産卵前を控えて
秋頃に荒食いの為に浅場に接岸する。
この時期は釣りやすい。
2月~3月に産卵の為に浅場の、水深20m~50mへと
近づいてくる。
産卵の間はそれほど餌は取らない。
種類や生息域によって違いはあり、2月頃に産卵が終わり
その頃に餌を食べていなかったヒラメが、稚鮎などを
食べるので稚鮎のシーズンの5月頃も
釣果が伸びるようです。
ヒラメの産卵時期
地域によってヒラメの産卵時期は以下。
- 九州 2月~3月
- 鹿児島 1月~3月
- 北陸 5月~7月
- 東海 3月~6月
- 北海道 6月~8月
ヒラメ 夜行性
基本的に夜行性の魚、日中は深場で待機していて
夜に浅場まで来て餌を取るというのが一般的に
よくみられる行動。
早朝や夕方、釣りでいえばまずめのような時期
に餌を捕食する。
特に早朝に多くの捕食がみられるようです。
ヒラメは一般的には夜行性とされているが
イワシ類やシロギスなどが日中によく活動していると
日中にも関わらず餌をとり続けるようなことも
よく行う。
真昼間など、イワシ類の群れが浅場を回遊している
場合はスピンテールジグなどのルアーで
釣れることも多い。
ベイトが浅場にきている時に釣れることも多い
ヒラメなので、夜行性かどうかは判りづらいものですが
夜間に行動することが多く夜行性とされている魚です。
TAGS:白身魚, 釣れる魚
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