魚の視力 色の識別はできる?

いろいろな魚の視力 色の識別はできる?

 

魚の視力、釣り人としては魚はどれぐらい糸や
仕掛けが見えているのかということが気になる
所でしょう。
他には色の識別が本当にできているのかというなど。

それら魚の視力に関しての情報を
調べてみました。

 

魚の視力は0,1~0,6の範囲

 

魚の視力に関して、魚の視力は人がランドルト環記号で
測る「視力」で考えるとおおよそ0,1~0,6程度の範囲

視力とされています。

 

参考として主な魚の視力をあげてみると。

有名な魚の視力

ブリの視力 0.11

メバルの視力

 

川魚の視力

ブラックバス 0.17

ブルーギル 0.09

 

目がいい魚の視力

大型回遊魚がほとんど上位を埋めています。

1位 フウライカジキ 0.56

2位 バショウカジキ 0.53

 

 

マグロ類の視力

ビンナガマグロ 0.49

大西洋マグロ 0.45

クロマグロ 0.28

 

人でいえば、0,1~0,6程度と言えばかなり視力が悪く
眼鏡が必要となるような視力。
0,1~0,6程度はどのくらい先のものが見えるとどのような
視力かといいますと。
視力検査に使うランドルト環記号でいえば

 

5mの距離から 直径7.5mmの1.5mmの切れ目を判別できると視力1.0とされていて、

魚の上位の視力の0.6あたりは
5mの距離から 直径12.5mmの2.5mmの切れ目を判別できる視力とされています。

視力上位の魚でも人で考えてみるとそれほど
物の識別力が高くはない
と想像できます

しかし、あまり視力がよくない魚などであれば餌などが
近くにないと喰いつかないのかというとそうでもなく、かなり離れた距離からでも
対象となる餌などを魚は認識しています

釣りなどでも多くの魚が餌やルアーを離れた
場所からでも、認識できていることは
明るい時間帯に魚の動きを観察してみればわかるかと思います。

 

 

魚 視力が悪いがよく見えるのは

 

魚はなぜ0,1~0,6程度の視力でも水中の遠く目標を認識できるのか。
それは魚が人とは眼の構造が異なっていて
遠近調整できて、遠くにある物体でも鮮明にみることができる
とされています。

 

魚の眼の遠近調節は双眼鏡のズームのように視軸を
だしたりひっこめたりして焦点を合わせて遠くの物
が網膜に鮮明にうつる
ので視力が低くても人のようには
ならないようです。

 

魚が捕食対象や外敵を注視する場
合には、さながら双眼鏡のズームを調整する
ように、視軸の方向へレンズを出したり引っ
込めたりして焦点をあわせている。これに対
して人間の眼は、レンズを収縮させて焦点を
合わせるという仕組みになっている。

出典 – 『魚の雑学事典』

 

 

魚 視力 一覧

 

魚の視力測定の方法は主に2種類あります。

  1. 学習実験で行われる方法
  2. 魚の視細胞の密度とレンズの終点距離から
    視力を計算する方法

 

以下は魚の視細胞から計算された視力の一覧です。
『魚の行動習性を利用する 釣り入門』の24pのデータを
もとに作成したグラフです。

魚の視力一覧

 

主に長距離を回遊するような、大型回遊魚が魚の中では
視力が高い、大型回遊魚は沖のほうの広い海のなかで
素早く泳ぎ回りながら小型の魚を捕食
する必要性があります。
さらに、これら大型回遊魚は高速で泳いでいる魚がほとんどです。
高速で動く場合は時速が上がるたびに物の識別力が
低くなります。
魚のなかでは視力がよいのは必然的であったといえます。

 

白身魚などは主に一定の範囲内を生活圏に
する魚が多く、これらはそれほど泳ぎ回らず
雑食の魚や
待ち伏せなど餌などを取る魚なども多いので視力が全体的にみると
高くなくても問題がないのでしょう。

 

このように魚の視力は0,1~0,6、人間と数値のみで
比較するとそれほどよくはないですが、上にも書いたように
遠近調節が双眼鏡のズームのようにできたりして物の
識別力は、人間よりもはるかに高く
瞬間的な物の識別力でいえば50倍も良いようです。

 

瞬間的に物の形を識別する能力は人の50倍も良いとされて、濁った水の中で見る能力
も人の約2倍であるともいわれています。このことは、私の若いときの体験からもうなずけます。
潜って私が魚を見つける前に、すでに魚の方は遠くからこちらに気づいていたということです。

出典 – 『あぁそうなんだ魚講座』

 

 

魚 視力 色の識別に関して

 

魚が色を識別できるか?に関しては
一部(深海魚、サメ類)が色盲でそれを除いた殆んどの魚が
色を識別できる
とされています。
さらに色の識別に関しては人間よりもすぐれた能力をもっていると
いうことも言えます。

色盲という言葉にかんして
詳しく調べた方なども少ないかとおもいますので参考に。

色盲をふくむ色覚異常は『色彩学概要』によると3つの由来に
わかれるとされています。

  1. 眼球の構造に由来するもの
  2. 個人的な、ときには生まれつきの、あるいは年をとってから起こる
    視力や色覚の障害
  3. 光に対する感受性には限界があり、限界を上回る刺激が
    あっても心理的過程によって意識にあらわれない

2の由来に色盲が含まれていて
一部でも色の識別に異常があることを色盲と言います。

wikiの色覚異常によると

まったく錐体細胞を持たない場合は、本来暗い光を感知する桿体細胞にのみ視覚を頼る形になる。暗いところでは正常色覚者でも色がわからなくなるほか、細かい形状がわからなくなる(視力が低下する)が、錐体細胞がまったくない場合は、明るい環境でもこの状態になる。つまり、色がまったく識別できないほか、弱視などの症状がある。視力は0.1程度。

出典 – wikipedia 色覚異常

 

「明るい環境でもこの状態になる。つまり、色がまったく識別できないほか、弱視などの症状がある。」
ここに注目してみるとわかりますが
おそらくかなり多くの釣り魚が色盲でないというような行動が
釣りではみてとれます。

また、日が落ちた後でもよく糸が見えているような
魚なども数多くいます。
これは魚の視細胞が人間よりも一つ多くて、紫外線を色光と
してみることができる
ようです。

紫外線などとパッケージに書いている
ルアーやワームなど時折目にすることがありますが、あれは
魚が紫外線を色光としてとらえているために、暗くなったとき
用に調整された製品の仕様をうちだしているもので
たんなる売り文句のみ、というものだけではないです。

 

一部(深海魚、サメ類)を除いた魚以外にも色盲と書かれている
本や資料がある場合
、おそらく古い資料を参考にしたのかもしれません。
最新の顕微分光光度計というものを使った実験では、ほとんどの魚が
色を識別できるとされています。

『魚の行動習性を利用する 釣り入門』に詳しい事が
のっています。

近年になって、オーストラリアの研究者たちが顕微分光光度計という最新の実験装置を使って
マカジキの視細胞をしらべた。そして、網膜の特定の部位(視軸の方向の物票が結像する部位)だ
けに色を識別する視細胞があることを発見した。私は網膜の中心部だけをしらべたのだが、彼らは
網膜全域の視細胞を調べた結果なので信頼できる。

出典 – 『魚の行動習性を利用する 釣り入門』

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