ウミガメの漢字 魚へん 元 魭

漢字は魚へん元と書いて「魭」ウミガメ
中国で使われている漢字で、日本では海亀と
書くのが一般的。

 

魚へん元 ウミガメの特徴

よく知られ、水族館などで見られるのはアカウミガメ
日本でも屋久島あたりでは産卵シーンが見られる。

 

淡水の亀に比べると、海水に棲息する亀
というのはかなり数が少なく

世界の分布するのは全8種類しかいない


タイマイ
ヒラタウミガメ
ヒメウミガメ
ケンプヒメウミガメ
オサガメ
アオウミガメ
クロウミガメ
アカウミガメ

など。

 

これらは絶滅危惧種も多い。

アオウミガメが海藻がおもに主食で
他のウミガメは雑食性。

アオウミガメは漢字一文字以外などでは「正覚坊」(しようがくぼう)の別名で呼ばれる。

 

正覚坊の意味は『大辞林 第三版』によると

① アオウミガメの異名。
② 大酒飲み。 「余程-と見えるわえ/歌舞伎・与話情」

 
などのようだ、正覚坊が大酒飲みというのは何故かというと
以下のようにでわかりやすく解説されていた。

では何故にウミガメ=正覚坊=大酒呑みなのだろう?

 まず先に正覚坊が大酒呑みを意味することなら、何となく想像がつく。不飲酒戒であるはずの坊さんが陰で般若湯(と称した酒)をしこたま飲んでいることを揶揄した、いわば庶民の知恵の所産である洒落た悪口なのだろう。

 次にウミガメと坊主との結びつきだが、この辺りは中国の妖怪和尚魚からきていると思われる。和尚魚は身体がスッポン・顔は人間・頭は無毛・体長1メートル半を優に超える妖怪のことで、日本風に分かりやすく言えば海坊主のことだ。

出典 – 祀龜洞雑録 blog

いまとは変わってウミガメはそれほどいいイメージでは
なかったようだ。
 

テレビなどで放送されるので知られている
ことも多いと思う、ウミガメの卵から
生まれて、子ガメは海鳥や魚の
餌となり、成長するのはきわめて少数しかいない

 

人間は海の生態系を崩すような行為を行い
続けているので、それがなければ
ウミガメ自体や天敵の餌も豊富で生存率も
もっと高くなるはず。

ウミガメはフランスでは高級食材として使われるようで。

 

日本でも昔は卵を普通に食べていた。
なかには、これをとって売りさばいて
いた奴も居たようだ。

 

魭の漢字 魚偏に元と書く由来

 

魭の漢字がウミガメに使われているのは
そのまま甲羅などの姿の特徴を捉えて

 

魭の漢字の
元の字の意味には

《意味》
「名詞」こうべ(かうべ)。まるい頭。「勇士不忘喪其元=勇士は其の元を喪ふを忘れず」〔孟子・滕下〕
「元元(ゲンゲン)」とは、まるい頭をした者の意から、人民をさす。「読書本意在元元=読書の本意元元に在り」〔陸游・読書〕
「名詞・形容詞」はじめ。はじめ。はじめの。▽頭は、人体最上の所だから。「元年」「状元(殿試の首席)」

丸いというような象徴的なイメージ
含まれている。

 

ウミガメの姿が、主に甲羅が丸いということで
この字があてられたとされている。
ウミガメは甲羅以外も、四肢が櫂(かい)状に扁平となっているので
イメージ的によくあっているように思える。


(写真のように手足も丸い)

魭はウミガメ以外にも、「鼈」や「鱉」と同じに
すっぽんや、角がなくて円満という意味もある。

 

魚へん漢字一覧、由来

 

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