鯵 種類
アジ の 種類
アジの種類 マアジ属
マアジ属の種類は世界で14種分布しているが、日本でみられるのは
有名なマアジの1種類のみ。
食用としておなじみの青魚のアジの種類。
おもにアジといえば本種であることがほとんど。
だいたいは中層を群れで行動しているが、沿岸の一定の場所に
住み着くタイプと、外洋を回遊するタイプいる。
住み着くタイプは電灯で照らされている場所に住み着くことが多く
小型で体の色が黄色みがかっている。
数は少ないが冬でも防波堤でアジが
釣れることもある。
アジの種類 シマアジ属
シマアジ属の種類は世界で4種分布しているが、日本でよくみられるのは
シマアジの1種類のみ。
シマアジ(縞鯵)
シマアジ(縞鯵)は体の中央と後部の縁に黄色いラインが入っているのが
特徴のアジの種類。
黄色いラインは幼魚になるほど濃い。
光の当たり具合によっては、黄色いラインがかなりくっきりと
見えることもある。
幼魚は群れをつくるが、成長すると単独で行動するようになる。
幼魚は沿岸の砂底などで餌をとっている姿がよく見られる。
小さい固体はオニイトマキエイなどの大型の魚に
くっついて行動することもある。
アジの種類 ヒラマナアジ属
シロガネアジ(白銀鰺)
珍しい姿をするアジの種類なので、よく水族館などで
展示されることが多い。
海水域や汽水域に生息する。
エビやカニ、小さい魚など捕食する。
幼魚には垂直の薄い縦縞が入るが、成長すると
消えて行く。
アジの種類 マブタシマアジ属
マブタシマアジ属は5種と絶滅した1種類が分類されている。
アジの種類の中では比較的小さい種類。
最大のマブタシマアジでも体長56cm程。
マブタシマアジ(瞼島鰺)
マブタシマアジ属の中でも、最大の種類。
背中側は青く、体下に行くと銀色の体色をしていて
身が薄くて尾ビレが長い。
マアジ(真鯵)とよく似ているためか、鹿児島では鰺擬(あじもどき)と
呼ばれている。
日本では沖縄以南に分布していて
沿岸部の浅い、表面層でみられる。
イトウオニヒラアジ(伊東鬼平鰺)
ヒレが黄色で、尾びれの上部が黒いのが特徴のアジの種類。
最大の記録が全長88cm、体重は12.5kgとアジの種類の中では大型であるが
同属のロウニンアジに比べると小さい。
同属によくある、小さいほくろのような点は付かない。
幼魚は群れで行動することが多い、成長すると単独か小さいグループで
行動する。
沖縄 アジ 種類
カスミアジ(霞鰺)
カスミアジ(霞鰺)は体には小さいほくろのような点が不規則に入っていて
ヒレが青く輝いているのが特徴のアジの種類。
見る角度によっては体全体が青っぽく綺麗に見える。
写真はやや青く写っている方、上からみると体全体がもっと青い
感じに見えることも。
幼魚は群れを作ることが多いが、成長すると
数匹で行動することが多い。
貪欲な海水魚で行動範囲は広く、かなりの浅瀬にも餌を
もとめてやってくる。
成魚で大型になると、カマスやクマザサハナムロも餌にする。
ヒメジの種類、マルクチヒメジとともに行動したり、
ボラの後をついて泳ぐこともしばしば。
生息域によってはシガテラ毒をもつアジの種類。
コガネシマアジ属は1属1種のみ。
コガネシマアジ(黄金島鰺)
最大記録120cm、15kgと巨大なアジの種類。
大きさと食味からか成魚は食用としての需要もある。
幼魚が主に和名の由来になっているのか、
体全体の体色が明るい小金色で、7~11本の黒い縞がある。
成長すると写真のように、体色は銀色に変化していく。
成魚に成長すると、黒い縞は薄くなるか消えて、ぽつぽつとした黒い点に変化する。
幼魚は群れをつくり、ハタの種類やサメの種類などについて行動を行う。
成魚になると主に単独で行動する。
ギンガメアジ(銀紙鯵)
背ビレと尻ビレの先が白くなっているのが
特徴のアジの種類。全長は60cmほど。
上の写真でもその特徴がよくみてとれる。
ミクロネシアやモルディブなどでは
大群でいるのがよくダイバーに知られている。
同じ場所でまわるように群れでみられることが多い。
群れているときはそれ程人を恐れないので観察しやすいアジの種類。
インドネシアのバリ島、サンゴ礁に囲まれたダイビングの人気スポット。
トゥランベンの沈船などでも、ギンガメアジの群れがよく見られる。
ロウニンアジ(浪人鯵)
全長180cm、体重80kgに達する超大型のアジの種類。
ギンガメアジ属では最大の大きさを誇る肉食魚。
カスミアジと同様に小さいほくろのような点がはいる。
巨大な体から釣りの対象魚として人気がある。
同属のオニヒラアジとよく似る。
沖縄ではカマジャー、宮古島ではガーラなどと呼ばれる。
大型個体は生息域によってはシガテラ毒を持つアジの種類。
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