ピグミーシーホース 2cmもない海馬
(ピグミーシーホースの画像 アップで撮影)
ピグミーシーホースは最小のタツノオトシゴの種類。
全長が2cmにすらならない。ヤギの一種に擬態し隠れ住んでいる。
ピグミーシーホースはソフトコーラルの上での
生活するために、分化されたタツノオトシゴ。
写真でも見れるように、体全体にイボ状のこぶがあり
宿主のポリプと色、形がよく似ていて、ほとんど同化している。
ピグミーシーホースの分布は西部太平洋、ニューカレドニア コーラールシー
オーストラリアのクインズランド、インドネシア北部、スラウェシ。
そしてピグミーシーホースは日本にも分布するタツノオトシゴとして知られている。
日本では南日本、和歌山(串本)以南で見られている。
やはりこの極小サイズなのでやや見つけづらい。
水深は20m~40mまでに生息している。
(ピグミーシーホースの画像 Muricella属のウミウチワ)
ピグミーシーホースの宿主は、いろいろなに宿主につくが、しかし成長するためには
赤いポリープMuricella属を好む。
主にピグミーシーホースの宿主となるのはMuricella属のウミウチワで
Muricella spp.が多い。
Muricella spp.は水深20m以深に分布する。
ピグミーシーホースは宿主と似てほとんど、Muricella属のウミウチワに擬態したような
体つきになっている。
ピグミーシーホースの生態はまだあまり知られていないことが多い。
同じ宿主に数ペアなる群れを作り、朝方非常に活発になる。
雄はやせ細った感じで、雌はおなかがふっくらとしている。
卵の数普通のタツノオトシゴと同じでは10以下で
ほとんど変わらない。
タツノオトシゴ ピグミーシーホース 飼育
ピグミーシーホースを飼育するには水槽で同時にMuricella属の
ヤギ類を維持する必要がある。
同時に飼育するのは非常に難しい。
その為、ピグミーシーホースの販売はほとんどされず
一般的には出回っていない、一般的に飼育は不可能。
タツノオトシゴ ピグミーシーホース 餌
タツノオトシゴを飼育する際にもっとも苦労するのが餌にあたる。
ピグミーシーホースはタツノオトシゴのなかでももっとも小さい部類に
なので餌を食べさせるのが困難。
タツノオトシゴの餌の一覧は以下のよう。
冷凍餌一覧
- イサザアミ
- ブラインシュリンプ
- コペポーダ
活餌一覧
- イサザアミ(採取可能)
- 動物プランクトン(採取可能)
- ブラインシュリンプ
- パワーシュリンプ
活餌が栄養も豊富で食いつきもよいので一番なのだが
常に供給すると、手間とランニングコストがかなりかかる。
基本は冷凍餌(イサザアミ、ブラインシュリンプ、コペポーダ)にならせてしまい
時に、活餌をあたえてあげるといい。
ただ人の手から餌をあげられる回数は限っているので
それ以外の時間に自動的に供給できる餌をゲージ内においてやる
必要もある。
オオミウマやビックベリーシーホースのように大型になるものは冷凍餌なれやすい。
タツノオトシゴ ピグミーシーホース 混泳
タツノオトシゴは基本的には混泳はしない。
ピグミー・シーホースの体の大きさを考えるとタツノオトシゴに
害のないスカベンジャーなどとも混泳しないほうが良い。
イソギンチャクやサンゴとの混泳にも向かず
下記の病気で記載するように、刺胞毒持ちサンゴにおける感染症のような
体の一部が白くなったようになる病気にかかることもある。
イソギンチャクにつかまった場合も遊泳力があまりないので
抜け出せずにそのまま捕食される場合も多い。
タツノオトシゴ ピグミーシーホース 病気
タツノオトシゴは姿から丈夫そうな感じがするが、病気にもなる。
体の一部が白くすれたようになる
一部が白くなった場合は、要注意ですぐに対処しないと数日で死んでしまうこともある。
特に刺胞毒持ちサンゴを飼育している場合に病気が発症
する可能性がある。
他のタツノオトシゴにも感染しやすく。
病気が発症したタツノオトシゴはすぐに他のゲージに隔離する必要がある。
転覆病
この症状は、タツノオトシゴが深いところにもぐろうとしても
自力ではもどれなくなる病気のよう。体内に細菌が入り、その細菌のガスによって発病する。
対処法としてはまず水替えなどを行い、水流を弱くして水面付近につかまれる
ようなとまり木を設置してやる。
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