簡単な魚のハサミでの締め方と血抜き
釣った魚を持ち帰り食べる、美味しく魚を食べるには鮮度を
保つことが重要です。
特に刺身などで魚を食べる方はきっちりとした締め方をして
おくことをおすすめします。
ここではハサミを使っての簡単な魚の『締め方』と『血抜き』
の行い方を載せておきます。
魚の締め方 種類
魚の大きさによっては絞め方は変えたほうが手間が
かからず楽です。
魚の大きさによって以下のように絞め方を変えます
血抜きするのはブリ、サワラ、真鯛、スズキ、クロダイ、ヒラメ
などの大きい魚で、サビキなどで釣れる小アジ、小サバ、イワシ
などの小さい魚は氷締めするほうが楽に鮮度が保てます。
サビキ釣りで釣れる魚をすべて血抜きしていると、釣っている
時間よりも血抜きしている時間のほうが長くなりそうです
ので氷締めがおすすめです。
大きい魚ハサミで締め方
するどい歯をもつ魚は危ないので魚挟みなどで
押さえつけてから行うのがいいです。
締める直前は暴れますので要注意。
ハサミも釣り具屋に売っているような頑丈のものでないとよく壊れます。
魚のハサミでの締め方
ハサミでの締め方①
大きい魚を締める簡単な方法は、まずはハサミを使ってエラの
付け根の部分切ります。
この部分はどの魚でもやわらかいので簡単に切ることができます。
ハサミでの締め方②
ハサミをさらに奥に差し込み目の後ろあたりにある
延髄の部分を切断します。
真鯛、クロダイなどはかなり固く、ブリも
それなりに固いです。切断すると血が出てきます。
これを行うことでほとんど魚の動きが止まります。
(大サバはこの時に血が飛びます)
大サバは暴れ方が凄まじいので
釣この時にかなり血が周りに飛び散ります。
服にかからないように注意したほうがいいです。
太刀魚は②の手順だけで問題ありません比較的他の魚と比べて固くないので
直接延髄の部分を切断するだけで。
ハサミでの締め方③
さらに尾びれの付け根の部分にもハサミで切れ込みを
いれます。
エラの付け根の所以外の急所の部分を刺して
締める方法もありますが、非常に硬い魚も多く
鋭利な物をもっていないと突くことことができません。
魚の血抜きのやり方
血抜きやり方①
血抜きで重要なのは締めてからすぐに血抜きを行うと
いうことです、血が固まると放血されなくなってしまいますので
締めた後はすぐに血を抜きだします。
血抜きやり方②
魚を締めた後で、バッカンなどに海水を入れておいて
魚を頭から入れて血を出します。
大きい魚だと、バッカンに入りませんので網などにいれたままで
海水の中にひたします。
血抜きやり方③
5分ほど血抜きをしてやれば血が抜け切ります。
魚の大きさによって違うと思うので、小さいものは数分程度でも
問題なく血がぬけます。
血抜きは鮮度を保つために重要で、魚の中に入っている血は時間とともに
すぐに生臭くなります。
この体の中に入っている血を抜けきらせるのが血抜きをする理由です。
ブリなどの大型の青物は血抜きせずに刺身にすると
血生臭い感じになってしまいます。
時々スーパーなどの刺身でも血抜きされていないような生臭いものがあります。
血抜きした後 冷やす方法 氷締め
魚の血抜きをした後で冷やす方法も肝心です。
あまり釣りをしない方はここで失敗して魚をマズく
している事も多いかと思います。
私もあまり知らない時はそうでした。
冷やす方法のポイントとしては🐟
- 「魚を真水につけない」
- 「氷が溶け込まないようにする」
- 「海水で血抜きした魚を冷やす」
ということです、海水魚を真水につけてしまうと浸透圧の違いから
魚の身が柔らかくなり、たとえしっかりと血抜きしていたとしても
美味しくない身に変わってしまいます。
特に血抜きしていたり、内臓をだしていたりした魚は
身が直接出ているので、真水への影響を受けやすくすぐに
身がダメになってしまいます。
(しっかりと保存しないとまずくなり、釣った魚もったいない。)
真水につけずに海水で冷やすやり方は非常に簡単です。
必要なものは
『ペットボトルに水を入れて凍らせたもの』
のみです、これをクーラーボックスの中に大量にいれておけば
いいだけです。
釣る前からクーラーボックスに海水を入れておき
しっかりと冷やしておくことが鮮度を保つ方法です。
入れる海水の量もそれほど多くないほうがすぐに冷えるので
いいでしょう。
多量に魚が釣れて来てから海水を継ぎ足していけば
それほど問題はありません。
ここに血抜きした魚を入れていくと、鮮度を保つことが
できます。
氷の上に直接置いておくよりも、魚の体全体を冷やすことが
できるのでより鮮度をを落とさずにすみます。
サビキで釣れるような小さいアジなどの魚であれば、ハサミで血抜きしたりして
締めることなくそのまま入れても特に問題なく鮮度が保てます。
「氷締め」という方法です。
ペットボトルを凍らせたものであれば、たとえ中の氷が
溶けたとしても、真水をクーラーボックスの中に出さないので
非常に使い勝手がいいです。
なにせペットボトルはほとんど無料のものですので
臭くなったり、一匹も魚が釣れず坊主などの日には重いので
水をだして、そのままゴミ箱に捨てることができます。
特に巨大なクーラーボックスに、1,5Lや2Lのペットボトルが
多量に入っているだけで、魚が一匹もない。
みたいな時は、重過ぎるだけなのペットボトルを捨てることが
できます。
ペットボトルの重さよりも釣れなかった事の重さ
のほうが疲労感をましますが。。。
クーラーボックスにそのまま海水をいれたままで
持ち帰ると、重くて大変です。
なので、家に帰る時は海水を捨てるのですが、ここで
凍らせたペットボトルと、魚を直接触れさせないというのも
ポイントです。
直接魚が氷に触れると氷やけして硬直してしまいます。
この硬直した魚は身が固まったようになりいまいちの食感になってしまいます。
魚を氷に直接触れさせない為にもビニール袋などで魚と氷の
間に隙間を作るというのも魚を持ち帰る時に必要な事の一つです。
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