魚へん 休 鮴

漢字は魚へん休と書いて「鮴」

ゴリまたはメバルにもこの漢字が
あてられている。

 

 

鮴 ゴリ・メバルの特徴

 

メバル

夜釣り メバル

小さいものは群れでいることが多く
そこまで大きく回遊せずに、一定の範囲内を
生息範囲
とすることが多い。

 

日本各地の沿岸部でみられることができ、生息範囲は広い
テトラなどでに釣ることができる。
居る場所によって、体色が変化する。

 

根魚で底で停滞していることが多そうだが
餌を食べる時はよく表層の獲物などを
狙うことも多い。

メバルは珍しい「胎生魚」で、体の中で孵化して
ある程度の稚魚になると外へと飛び出す。

釣るとおなかが膨れている個体は中に稚魚が入っていることが
ある、卵はもともとは赤いがだんだんと緑色に
変色して最後は孵化する。

 

ゴリ

カジカ(鰍)と同様の魚、以前書いたので引用。

カジカは淡水魚で一生を淡水で終える種類と
海に下る降海型の二つの生活型がある。

淡水の魚がよく食されるので、淡水のものを
さすことが多い

 

淡水の種類で、多いのは、カジカ、カマキリ、ヤマノカミ
ヤリカジカなど。

魚のように鱗がなく、皮膚がなめらかでカエルの
ような感じの皮をもつ魚。
食性は肉食で水生昆虫などをよく食べる。

 

カジカを北陸地方ではゴリや、金沢ではマゴリと呼ぶ。

 

ゴリの語源

ゴリはイシブシ(石伏)という魚の別名で

「ゴ」はゴゴの略、魚の鳴き声

「リ」は接尾語

『大言海』

ゴリという魚が鳴くということから
この名前が付けられたよう。

イシブシは、ウキゴリ、ヨシノボリやカジカの
別名ともいわれる。
金沢などではゴリ料理は名物。

 

「ゴゴ」という鳴き声の略が名前にはいっていることで
カジカという魚と同意という訳だそうだ。

カジカという魚は本来は鳴かないが、鳴く魚として
カジカガエルと間違えて名前がつけられた。

 

メバルの語源

メバル(鮴)の画像
(写真のように体と比較して、目が大きい)

 

いたって単純に姿から目が大きく

見張っている姿から

「眼張」

とされたという説が一般的。

 

 

鮴の漢字 魚偏に休と書く由来

 

ゴリは石伏の別名なので同じ由来から来る。

『和名抄』ではイシブシを

「性は伏沈し、石間に在るものなり」

としていて。

 

石の間に休んでいることが多いために
ゴリの表記を魚偏に休と書いたようだ。

 

メバルに至っても、ほとんど同じように岩礁帯の
所で休んでいることが多い(底に伏しているというわけではない)
ためにつけられたのだろうとされている。

 

 

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