魚へんに青って書いてなんて読む?
漢字は魚へん青と書いて「鯖」
料理でもよく使われる青魚の一つ。
鯖 サバの特徴
サバ科には種類が多く、サバに似ている
魚も多くいる。
サバといえばマサバ、ゴマサバを指し、多く捕れる。
よく売られるのは30㎝前後のものが多いが
割と大きくなり、50㎝近くにまで達する。
サバのことわざは
【鯖の生き腐れ】さばのいきぐされ
【鯖を読む】さばをよむ
【鯖読み】さばよみ
などがあり。
サバの生き腐れということわざもあるように
かなり痛みが早い魚、アラ取りなどの下処理を
していても、一日塩などを付けずに冷蔵庫で
寝かしてしまうとよく駄目になる。
痛みの速さの原因はサバにはアミノ酸の一種ヒスチジンが
多く、鮮度がおちると酵素によりヒスタミンに変化する。
このヒスタミンがじんましんなどがおこるアレルギーの原因。
痛みの速さから「しめサバ」「サバずし」「姿ずし」などの
加工された名物料理も多い。
真冬でも、よく釣れる魚の一つで
堤防などからでも割と釣れる。
サバ(鯖)の語源
まず、サバには口に小さい牙がついている
ことが由来となった説。
これはよく見ないと気づきづらい。
「此魚牙小ナリ。故ニサハ(狭歯)ト云う」
出典 – 『大和本草』
「狭歯」⇒「サバ」
とされていったのが由来の一つだと言われている。
他の魚も狭い(小さい)ということから
名前が来た魚も
「狭腹」⇒「サワラ」
「狭眼」⇒「サメ」
などがあり。
次に、サバがよく群れでいる習性から
「古語に多きを謂ひてサハと云ふ。その聚まること、
多なるを云ひしに似たり」
出典 – 『東雅』
から名前が来たという説もある。
鯖の漢字 魚偏に青と書く由来
鯖の漢字 魚偏に青と書く、しかし
この青の下の月の部分は、通常の青とことなり円となっている。
これは青の旧字体で、これが
一般的に魚のサバに使われる漢字。
サバの青々とした姿を
現すのに相応しいので
魚へんに青の字つくりがあてられている。
(背は青い色をしている)
日本では昔、サバの体色から「青魚」や「青花魚」とも
書かれたこともあった。
ここから変化していって、魚偏に青の「鯖」
の漢字が充てられたとされている。
鯖という漢字は中国では元々、魚や鳥などの肉を混ぜ
つくった料理の名前でもある。
五侯鯖(ゴコウセイ)(漢の成帝のころ王氏五侯の珍しいよせなべ)
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