カワハギと似た毒魚 ソウシハギ
カワハギらしき魚を釣った時に注意したい
似た毒魚ソウシハギについてメモしておきます。
カワハギはどんな魚
似た毒魚もいるカワハギ、カワハギ専用の釣り方でないと
釣れづらいので身近な海にはいなさそうに
思えるが、割といろいろな場所に生息している。
サビキ釣りなどを行えば、アミエビによってきて
見ることも出来る時もある。
特徴として、体は著しく側扁し、吻が突出している
あまり見ない姿なので、似たような魚をカワハギと断定する
人も多いのだろう。
雄の背びれの一部が糸のように長くなる。
体の色は感情によって変化する。
縄張り争いでの、勝者は体の黒みが増し
敗者は淡色となる。
高速にヒレをパタパタと動かして動き回り
餌を探す時は、口から水を噴射させて砂を吹きとばし
底生生物を探す、見つからないと少し移動して
繰り返し餌を探し続ける。
間違った魚が売られニュースでも取り上げる
こともあり、カワハギらしい魚を釣った場合は
十分に注意したい所。
カワハギと似た毒魚 ソウシハギ
カワハギと間違えられ販売された毒魚として2018年にニュースで
報道された。
福井県敦賀市で水揚げされたソウシハギが
三重県のスーパー「味彩館キッチン海ものがたり」で
販売されたようだ。
「味彩館キッチン海ものがたり」では3匹が売られていた所
2人が購入、購入した1人は食べる前に気づき
家族で鍋にして食べた人も、問題はなかったよう。
ソウシハギは、内蔵に猛毒を含むこともある。
これは餌となるイワスナギンチャクが
海産毒素パリトキシンという毒というものを持ち
それを捕食したソウシハギの内臓に含まれることもある。
普通の魚であれば、内臓まで食べることは少ないが
カワハギは肝臓が美味しく食べる部位として、使われる事も
ある為、間違って食する危険性がある。
ソウシハギは幼魚は小枝のようにやや褐色の色をしている。
そこまで成長していない個体であれば、色までカワハギに
似ている。
成魚になると、全体的に青いスポットが体全体に入るので
判別がしやすい。
カワハギとソウシハギの比較
(写真上 カワハギ 下 ソウシハギ)
成魚の体型や色を見てもそれほど似るということはない。
ウマズラハギとソウシハギの比較
出典 – https://ja.wikipedia.org
(写真上 ウマズラハギ 下 ソウシハギ)
どちらかというと、成長するとウマズラハギ
のほうがソウシハギと体型が似る。
ウマズラハギはカワハギよりも沖合いにいることが多い。
ウマズラハギもよく食され、肝臓が美味。
身はやや苦みがありカワハギよりも味は劣る。
写真で見るとそこまで似ていないとは思えますが
陸に挙げた時には色も変わり、実際にはいろいな個体がいるので
手に入れた場合はよく注意が必要な魚。
TAGS:白身魚, 違い見分け方, 釣れる魚
カワハギと似た毒魚 ソウシハギと同じカテゴリ