魚へん 免 鮸

漢字は魚へん免と書いて「鮸」ニベ

 

鮸 ニベの特徴

 

全体的に銀色み帯びた色で、腹部は淡い。
腹部以外には鱗列に沿って走る褐色点列があり。

 

ニベは全長は60cmぐらいに成長する。
同種のオオニベは体長1m30㎝とかなり大型な種。

 

(オオニベの一種)

ニベの特徴としてうきぶくろを振動させ
グーグーと鳴き声を出すような習性があり。

 

ニベとはことなる他種の「イシモチ」
同様に呼ばれることも多い。

 

イシモチ呼び名は内耳にある耳石という
平衡感覚を司る気管が大きいことから呼ばれている。

 

ニベの別名を

愛知県三谷でコワイシモチ
鹿児島、長崎でヌベ
宇和島でハグチ

などと呼ぶ

 

ニベ(鮸 )の語源

ニベは膠(にかわ)の原料とされる白いうきぶくろが
発達している魚

 

にかわは接着剤の一種で、木工などの接着剤として
古くから日本でも使われている。

 

ニベのからつくるにべにかわは
接着力が特に強いとされている。

 

 

ニベから取れる膠のことを「にべ」と
いいそこから名前が語源
がきたというのが
一般的な説。

 

ネバネバとする粘るうきぶくろから
膠の原料が取れることから。

 

粘る⇒ニベ

 

と変化していったようだ。

 

 

鮸の漢字 魚偏に免と書く由来

 

鮸の漢字 つくりの「免」という字に
無理に押し出すという意がある。

 

ニベは魚には珍しくうきぶくろが発達していて
筋肉で音を出すこともできる。

 

これが鳴き声のようにとらえられ
特徴のある魚。

 

グーグーと無理に鳴き声で音を
出している様子を捉えて

免の漢字が充てられたとされている。

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