アンコウの漢字 魚へん 安 康
鮟 アンコウの特徴
沿岸部のやや深い域に生息する。
ひらべったい押しつぶされたような姿を
している魚。
漁獲されたものの見た目はややグロテスク。
アンコウと呼ばれる種類の和名は、キアンコウと
クツアンコウがあり。
アンコウは背ビレの長い「疑似皮弁」と呼ばれる部分で
小魚を誘導して食べるという習性をもつ。
このルアー釣りのような特徴から
英名は anglerfish と呼ぶ。
かなり貪欲な魚で、時には海鳥をも喰らう
こともあるよう。
味に関しては「東のアンコウ、西のフグ」と
呼ばれるように、美味な魚。
旬は冬で、春先までが旬でアンコウは梅が咲くまで
ということわざもある。
肉の水分が80%を超えるので捌く時に
吊るす(つるし切り)という独特の方法で行われる。
アンコウ(鮟)の語源
アンコウの姿特徴から来ている
という所説があり。
まず、口が大きく開き、顎が伸びたような
姿にもなることから
アゴ ⇒ アンゴウ ⇒ アンコウ
と変わっていったという説
『古名禄』
次に千葉県ではヒキガエルを
アンゴウという方言があり。
平べったい姿が、
ヒキガエルと鮟鱇が似ていることから
アンゴウ ⇒ アンコウ
と変化していきアンコウと呼ばれるように
なったという説があり。
海底に生息するような、平べったい
やや不格好な魚は、蛙に似ているとされる
魚も他にいる。
鮟の漢字 魚偏に安と書く由来
アンゴウという呼び方がアンコウに
変化してからこの漢字が作られたようだ。
これは『節用集』に載っている
鮟鱇のつくり「安」「康」は
食べると美味しい上に、健康にもよいという
ことから出きたという説。
また、アンコウの姿などから
鮟のつくり「安」は伏すという意があり。
やすんずる(やすんず)。おだやかで落ち着く。また、静かに
落ち着ける。安定させる。
アンコウは海底に生息する魚で、ほとんどが
伏したように生活して、腹が平らで底に
ついている魚で
魚偏つくりに安という漢字が充てられた
という説があり。
あんこう 漢字1文字
漢字は魚へん安と書いて「鮟」アンコウの
一文字
漢字二文字で「鮟鱇」と書くのが
一般的。
姿は、体の形が琵琶に似ていること
から、別名「琵琶魚」とも呼ばれて
いたこともある。
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