魚へん 氷
漢字は魚へんに氷と書いて
ヒウオなどと読む。
魚へんに氷 ヒウオ の特徴
「氷魚」と二文字でも書き(こちらがよく資料などで見かける)
「ヒオ」や「ヒウオ」と読む。
日本では昔、鮎の稚魚のことを
「ヒオ」や「ヒウオ」などと呼んでいたこともある
。
秋から冬にかけてとれる。
琵琶湖や宇治川でとれるものが有名。
昔、鮎の稚魚は朝廷に献上されていたという
現代ではそれほどの価値は
無さそうだが、そのように使われていたと
いうのは時代思わせる。
《延喜内膳司式》に山城・近江の氷魚網代が9月から12月30日まで氷魚を貢すとあり,《西宮記》には,田上網代は氷魚,宇治網代は鮎を毎日進めたとある。この氷魚は重陽の宴,旬(しゆん)などに当たって,廷臣に与えられ,宇治網代の修理は山城の正税稲によって行われている(《北山抄》)。網代の贄人を統轄する網代司は蔵人所によって補任され,995年(長徳1)田上網代司には小槻重兼の死後,甲可千秋が任ぜられた(《権記》)。
出典 – 世界大百科事典第二班 網代
現代では鮎の稚魚の多くは、放流して
ある程度成長すると養殖で育て、成魚になると
出荷される。
鮎は鮮魚として売られるものは主に
養殖もののほうが多い。
これは天然鮎は川の石に生えている藻類を
よく食べるために特有の香りがする。
これがそれほどこのまれない事が多く。
養殖ものが一般的にになっている。
ちなみに鮎が魚へんに占いと書くのは
多くの人が想像する通り占いが由来と
なっている。
詳しくは以下のページに
ヒウオの漢字 魚偏に氷と書く由来
鮎(アユ)の稚魚。見た目の通り体が透きとおった
半透明色をしていて氷のように
見えることから氷魚と書かれた。
カタクチイワシの稚魚の「シラス」
も氷魚などと読まれることもある。
シラスもまた、生きている時は
鮎の稚魚と同じように半透明で
氷のようなイメージがあり。
また、コマイという目タラ科タラに似たような
魚が、「氷魚」「氷下魚」と呼ばれる。
漁獲方法から氷魚などとされたようだ
根室湾では1~3月ころ海面や汽水湖面が一面に結氷したとき,その下に集まってくる
産卵群を氷に穴をあけて定置や手釣りで漁獲す。
出典 – 世界大百科事典第二班 コマイ(氷魚∥氷下魚)
このあたりが由来でコマイは氷魚とされたのだろう。
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