Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

魚へんに春夏秋冬

魚へんに春夏秋冬と書いてどんな魚なのかと
いうことをまとめてみたページです。
実際の魚の写真などとともに掲載しています。

魚へんに春 鰆

春の景色
魚へんに春と書いて何と読むか?

 

答えは:サワラです。

 

魚へんに春と書いて鰆(サワラ)という漢字はサワラ

鰆はスズキやブリなどのように成長に応じて呼び名が
変わる出世魚の一種。
これが一般的にあまり魚に接しない人にはややこしい
のかもしれない。
鰆の場合は50cmまでをサゴシ、70cmぐらいまでをヤナギ
70cmを超えると鰆(サワラ)と呼ぶ。

魚へんに春という漢字 鰆(サワラ)の若魚サゴシの画像
(50㎝以下のサワラの若魚サゴシの画像)

暖かい時期は遊泳層が浅いので、防波堤からも釣れる魚の一つ。
釣れる時はよく釣れる魚。
フィッシュイーターなので、歯が鋭く
釣り糸などはワイヤーでないと切られることも稀にある。
ルアーもゴム素材などで出来たワームはボロボロにされる。

魚へんに春という漢字 鰆(サワラ)の歯の画像
(写真のように歯は鋭い)

味は刺身にすると、マグロなどに近い美味な魚。
煮つけてもけっこう旨い。

旬の時期(冬から春)に食べると美味な魚です。
夏場あたりに、釣れた鰆を食べてみるとわかるが
長期間冷凍したような、食感や味になる。

 

日本近海では、ウシサワラ、ヨコシマサワラ、サワラ
3種類がよく捕れる。

サワラの語源は

 

細長い魚ということで腹が狭いので
「狭い腹」⇒「狭腹(さはら)」⇒「さわら」
となったという説があり。

 

「サは狭なり。せばき他。ハラは腹他。この魚長大
なれども、腹せばく小他」

『日本釈名』(1699年)

一度捌いて食べてみればわかりますが、これは
サワラという魚をよく言い表した表現。

釣ったサワラ

 

写真でみれば判りやすいが、体長は
1m程までに達する魚にもかかわらず非常に細長い魚
全長に比べるとそこまで重量はない

 

もう一つは、植物の斑点のある葉をいさ
は(斑葉)という言葉からきていて
サワラの斑点の部分が似通っている所から

イサハダ⇒サハダ⇒サハラ⇒サワラ

になったということが
日本の国語学者、吉田金彦により言われている。

『語源辞典 動物編』東京堂出版(2001年)

 

 

サワラの模様
(サワラの模様、ヨコシマサワラはトラ模様、ウシサワラは斑点が大きめにつく)

 

サワラの上部、写真のこの部分が植物の斑点を
連想させる所
から来ているとされる。

 

サワラの漢字 魚偏に春と書く由来

サワラの写真

 

サワラは春も含め4~7月にかけて産卵期であり
接岸することで、多くのサワラが捕れることにより
魚偏に春
という字があてられているという説があり。

 

または、旬が冬~春ということで魚偏に春
いう字があてられたという説もある。

 

 

しゅんが春なので,魚偏に春をつけ鰆(さわら)と書くようになったという。

出典 – 世界大百科事典 サワラ

 

 

本来であれば、冬から春が寒サワラいって
美味
な魚(特に2月頃の真冬)
寒い時期になると沖の深場に移動する。

 

魚へんに夏 「魚夏」

山 夏の画像

 

魚へんに夏と書いて?はあるのか

 

答えは:ないです。

 

魚へんに夏と書いてワカシと言い、ブリの稚魚で日本で作られた当て字。
ブリもサゴシなどと同様出世魚で大きさでいろいろな呼び名がある。
さらに各地でいろいろな呼び名があり、ワカシはそのなかの名称の一つ。

 

ワカシの画像
(20cmぐらいのブリの稚魚 ワカシの写真)

 

以下はブリの呼び名の一覧(地方によってことなる)。

ワカシ(ワカナ)→イナダ→ワラサ→ブリ

フクラギ(ツバス、ツバイソ)→ヤズ→ハマチ→メジロ→ブリ

 

ブリもサワラと同様に、80cm以上のものがブリとして呼ばれる。
80cm以上になると十分大きく成魚として認められてきたのであろうか。

 

魚へんに秋 鰍

魚へんに秋と書いて何と読むか?

 

答えは:カジカです。

 

魚へんに秋とかいて鰍はサンマなどと思った人も多いのではないだろうか。
サンマの方は秋刀魚の字を当てる。

カジカ(鰍)はカジカ科に属する魚類の総称を呼ぶことが多い
カジカ科の魚は多種多様でかなり種類が多い。
海水魚のものはほとんど食用にならないので、あまり一般の方は
目にすることはないかもしれない。

一般的にはあまり聞きなれないマイナーな魚。
カジカはゴリ料理などの金沢の郷土料理で有名。

 

魚偏に秋 カジカの特徴

 

カジカは淡水魚で一生を淡水で終える種類と
海に下る降海型の二つの生活型がある。

淡水の魚がよく食されるので、淡水のものを
さすことが多い

 

淡水の種類で、多いのは、カジカ、カマキリ、ヤマノカミ
ヤリカジカなど。

魚のように鱗がなく、皮膚がなめらかでカエルの
ような感じの皮をもつ魚。
食性は肉食で水生昆虫などをよく食べる。

 

カジカを北陸地方ではゴリや、金沢ではマゴリと
呼ぶ。
カマキリはカジカの中では大型な種で全長35cm程にまで成長する。
ヤマノカミは九州の、佐賀県や福岡県などに分布。

 

魚偏に秋 カジカの語源の由来は

 

渓流域に生息するアオガエル科の
蛙の一種で河鹿(カジカ)という美しい鳴き声の蛙
との誤認
から来たとされている。

河鹿蛙は、万葉集など、多くの詩歌で詠まれてきた
庶民にしたしまれた蛙の一種。

 

 

(wikipedia カジカガエルに鳴き声も掲載されている )

よく山などに入る人なら聞き覚えもある声かも
しれない、アマガエルなどよりも静かで清涼のある鳴き声
人が近づいていくと、気配ですぐ鳴きやむ。

 

割と魚のカジカも蛙のような平べったいような
見た目で、蛙とも似ていてさらに、魚の鰍も蛙のように鳴くと
誤認されていたよう
だ。

 

『大和本草』 ゴリ(鰍)の条に

「其の大なるもの、夜に至りて鳴く。其の声清亮にして愛すべし。土人
これを河鹿と謂う」

とある。

 

鳴き声を出す所(実際には魚の鰍は出さない)
や姿が蛙の河鹿と似ている所から
カジカという名前がつけられた
由来という。

 

 

鰍の漢字 魚偏に秋と書く由来


(カジカ汁の写真)

 

これも名前の由来と似たように
河鹿蛙と誤認」された所から来ている。

 

魚偏に秋と書くのは、魚の鰍がよく取れる地域では
秋になって河鹿蛙の繁殖期を
迎えよく鳴くことから。

 

「蛙の河鹿が鳴く」ことで、間違って鰍も鳴いて
いると思われ魚偏に秋という漢字がつけられたと
されている。

 

 

魚へんに冬 鮗

冬の海 夕暮れ
魚へんに冬と書いて何と読むか?

 

答えは:コノシロです。

 


(寿司のコハダの画像)

魚へんに冬と書いて鮗(コノシロ)という。
魚へんに祭、子の代などとも書かれる魚。

ニシン目ニシン科の魚、ニシンなどは
比較的有名な魚

 

コノシロの体の特徴は黒い
斑点があり、腹は白い。他には背びれ大きく伸びる。
ママカリで有名なサッパ(拶双魚)に姿がよく似ている。

 

食用としては、関東方面で寿司の材料として
コハダと称して食べられる
のが有名。
大阪の寿司にも使われていた経緯があり。
バッテラは元はサバではなく、コノシロを
用いて作られていた事もある。

 

サバを用いるものに大阪のバッテラがある。これは明治中期に考案されたもので,コノシロの片身を用いた形が小舟のようだというのでオランダ語でボートの意のバッテラと呼ばれるようになり,その後コノシロの値が上がったのでサバに変えたものである。

出典 – 世界大百科事典 第二版 すし(鮓∥鮨)

 

ブリの画像
(出世魚で有名なブリ)

コノシロもブリなどと同じく出世魚の一つで
コハダという名前は成長の2番目で
呼ばれる名前。

コノシロ 出世魚(成長過程)の呼び方は

 

関東
シンコ⇒コハダ⇒ナカズミ⇒コノシロ

関西
ツナシ⇒コハダ⇒ナカズミ⇒コノシロ

 

 

魚へん漢字でコノシロを表記する場合は

 

魚へんに冬 鮗

魚へんに祭 鰶

魚へんに傭 鱅

魚へんに制 鯯

 

鱅、鯯などの漢字は中国で
使われる。
日本では一般的には 食品や釣り寿司では鮗が
使われることが多い

 

コノシロの漢字として一番早く魚へんに祭 鰶
表記され始めた

『新撰字鏡』(平安時代)
『和名抄』(938年)

などに 鰶が記載されている。

コノシロ 魚へんに冬

魚へんに冬 コノシロの画像

出典:長崎県水産部ホームページ


(コノシロの画像)

 

主に、子どもの健康祈願や武士の切腹の際の供え物などに
用いられた魚そのあたり漢字の由来があり。

子の代とも書かれ、これは幼児の身代わりとも
いう意味
があるようだ

 

平安時代に下野国司が長者の娘を望んだが,娘には別に思う人があるので長者はいつわって娘が死んだといい,棺にコノシロを入れて焼き,死者を火葬したように見せかけて国司の所望をことわった。ゆえに〈子の代〉であるという話をのせた書物があり,下野の室の八島の故事として《おくのほそ道》などもこれをひく。実は《物類称呼》にのせ,奥羽の北部や四国宇和地方の一部に伝承されるように,もとは幼児の死にこの魚を添えて葬れば子どもが生まれ代わってくるという俗信からきている。この魚はとくに生臭いので,西方浄土に死児の魂がいってしまわずに再来することを望んで,仏教のいましめに反してわざと生魚を添える風習を生じたものであろうと解される。この慣行が,その行為のすでに忘れられた京阪地方で,コノシロが子どもの身代りになるという物語の題材となったと考えられる。                   千葉 徳爾

出典 – 世界大百科事典 第二版 コノシロ

 

魚へんに冬 鮗の由来

 

詳しい出典など、資料が見受けられなかったが
学研日本語大百科事典に表記あり。
冬が旬であるので、魚へんに冬と表すようだ。

確かにコノシロは冬に大量に捕れ、旬であることもあるので
記されたと単純には考えられそうだ。

 

《意味》
このしろ。海にすむ魚の一種。背は青く、黒い斑点(ハンテン)が並び、腹は白い。
《解字》
会意。「魚+冬」。冬のころが、しゅんになる魚であることをあらわす。
《解字》

出典 – 学研日本語大百科事典 鮗

 

魚へんに祭 鰶の由来

 

もう一つのコノシロの漢字 魚へんに祭の漢字がある。

コノシロは祭りなどで伝統的な使われ方をしていた魚
お供え物に使われ、昔はあまり食用とはされなかった。

武家では、武士の切腹の際の供え物などに用いられた。
「コノシロ(此の城)」を食べるということに
つながる為にあまり食されなかった。
このあたりがコノシロの語源のようだ。

 

『本朝食鑑』(1697年)には、狐の好物であるとされ、お稲荷様に
コノシロを供えて祭る風習があったと記されている。

 

 

魚へん漢字一覧、ほとんどの漢字の由来と魚画像あり