ピグミーシーホース 2cmもない海馬
By: Steve Childs
(ピグミーシーホースの画像 アップで撮影)
ピグミーシーホースは最小のタツノオトシゴの種類。
全長が2cmにすらならない。ヤギの一種に擬態し隠れ住んでいる。
ピグミーシーホースはソフトコーラルの上での
生活するために、分化されたタツノオトシゴ。
写真でも見れるように、体全体にイボ状のこぶがあり
宿主のポリプと色、形がよく似ていて、ほとんど同化している。
ピグミーシーホースの分布は西部太平洋、ニューカレドニア コーラールシー
オーストラリアのクインズランド、インドネシア北部、スラウェシ。
そしてピグミーシーホースは日本にも分布するタツノオトシゴとして知られている。
日本では南日本、和歌山(串本)以南で見られている。
やはりこの極小サイズなのでやや見つけづらい。
水深は20m~40mまでに生息している。
By: prilfish
(ピグミーシーホースの画像 Muricella属のウミウチワ)
ピグミーシーホースの宿主は、いろいろなに宿主につくが、しかし成長するためには
赤いポリープMuricella属を好む。
主にピグミーシーホースの宿主となるのはMuricella属のウミウチワで
Muricella spp.が多い。
Muricella spp.は水深20m以深に分布する。
ピグミーシーホースは宿主と似てほとんど、Muricella属のウミウチワに擬態したような
体つきになっている。
ピグミーシーホースの生態はまだあまり知られていないことが多い。
同じ宿主に数ペアなる群れを作り、朝方非常に活発になる。
雄はやせ細った感じで、雌はおなかがふっくらとしている。
卵の数普通のタツノオトシゴと同じでは10以下で
ほとんど変わらない。
タツノオトシゴ ピグミーシーホース 飼育
ピグミーシーホースを飼育するには水槽で同時にMuricella属の
ヤギ類を維持する必要がある。
同時に飼育するのは非常に難しい。
その為、ピグミーシーホースの販売はほとんどされず
一般的には出回っていない、一般的に飼育は不可能。
タツノオトシゴ ピグミーシーホース 餌
タツノオトシゴを飼育する際にもっとも苦労するのが餌にあたる。
ピグミーシーホースはタツノオトシゴのなかでももっとも小さい部類に
なので餌を食べさせるのが困難。
タツノオトシゴの餌の一覧は以下のよう。
冷凍餌一覧
- イサザアミ
- ブラインシュリンプ
- コペポーダ
活餌一覧
- イサザアミ(採取可能)
- 動物プランクトン(採取可能)
- ブラインシュリンプ
- パワーシュリンプ
活餌が栄養も豊富で食いつきもよいので一番なのだが
常に供給すると、手間とランニングコストがかなりかかる。
基本は冷凍餌(イサザアミ、ブラインシュリンプ、コペポーダ)にならせてしまい
時に、活餌をあたえてあげるといい。
ただ人の手から餌をあげられる回数は限っているので
それ以外の時間に自動的に供給できる餌をゲージ内においてやる
必要もある。
オオミウマやビックベリーシーホースのように大型になるものは冷凍餌なれやすい。
タツノオトシゴ ピグミーシーホース 混泳
尾で珊瑚につかまるピグミーシーホースの画像
By: prilfish
タツノオトシゴは基本的には混泳はしない。
ピグミー・シーホースの体の大きさを考えるとタツノオトシゴに
害のないスカベンジャーなどとも混泳しないほうが良い。
イソギンチャクやサンゴとの混泳にも向かず
下記の病気で記載するように、刺胞毒持ちサンゴにおける感染症のような
体の一部が白くなったようになる病気にかかることもある。
イソギンチャクにつかまった場合も遊泳力があまりないので
抜け出せずにそのまま捕食される場合も多い。
タツノオトシゴ ピグミーシーホース 病気
タツノオトシゴは姿から丈夫そうな感じがするが、病気にもなる。
体の一部が白くすれたようになる
一部が白くなった場合は、要注意ですぐに対処しないと数日で死んでしまうこともある。
特に刺胞毒持ちサンゴを飼育している場合に病気が発症
する可能性がある。
他のタツノオトシゴにも感染しやすく。
病気が発症したタツノオトシゴはすぐに他のゲージに隔離する必要がある。
転覆病
この症状は、タツノオトシゴが深いところにもぐろうとしても
自力ではもどれなくなる病気のよう。体内に細菌が入り、その細菌のガスによって発病する。
対処法としてはまず水替えなどを行い、水流を弱くして水面付近につかまれる
ようなとまり木を設置してやる。
珊瑚に擬態するピグミーシーホースの画像
By: prilfish
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