釣った アジ アニサキスの危険性

アジに寄生するとされる寄生虫 アニサキス,ウエノオ,擬嚢尾虫
に関してまとめてみました。

アジは漁獲量が多く、よく鮮魚コーナーでも手頃な値段で売られる
アジ、あまり寄生虫がつかないと思われがちですが
寄生するような種類が少しいます。

 

アジ 寄生虫

 

ウオノエ

正月2008 081

By: merec0

(もはや見た目がアウトというような寄生虫。)

フナムシなどの仲間とされる寄生虫の一つ。主に魚の舌や、エラなどにとりつく寄生虫、見た目はシャコエビのような姿これが出てくるとかなりの見た目。
前からみるとまるで小型のエーリアンに寄生されているよう。
沖の方で釣る魚にみられることがあるが、防波堤で釣れる魚には
ウエノオはあまり寄生していないようです。
アジ以外の魚にもよく寄生するようで、サヨリ、スズキ、マダイなどにも
よく寄生している

アジの場合は特に丸アジの幼魚には寄生しやすいよう。

 

ウエノオは魚が弱ってくると、宿主から離れるようなので
一度釣られた魚の場合はある程度の時間がたつと離れることが多い。
ほとんどの場合、魚を洗う時などに流されてしまう。

それ以外でもほとんどのの場合、頭部を食すことは少ない魚に寄生する
ことが多いようなので、人の体の中に入ることが少ないようだ。

 

擬嚢尾虫(ぎのうびちゅう)

 

花頭条虫科小形条虫という寄生虫の幼虫
発生源はオキアミが原因となっているようです。

 

この寄生虫の特徴としては

『黒アジには寄生しなく、黄アジにのみ寄生』します。

黒アジの画像
黄アジの画像
(写真上 黒アジ、写真下 黄アジ)

 

なので防波堤などの湾内などに居ついた黄アジを
釣った場合
には寄生されている可能性があります。
群れで釣れるのは黒アジのことも多いですが、時折黄アジも混ざっている
こともよくありますので嫌な人はアジの色をチェック。
冬に釣れるアジには黄アジが多いです。

少量であってもアレルギーの原因にもなるようなので
体質的に問題があるような人は注意が必要です。
以外にも、やっかいな寄生虫のようで、少数が人間の体内に寄生されても
無症状のことが多いですが、寄生数が多くなると、悪心(おしん)、腹痛、下痢などをおこすようです。

 

 卵が直接ネズミやヒトに食べられると、胃または小腸内で孵化(ふか)した幼虫が小腸粘膜に侵入して擬嚢尾虫となり、ふたたび腸内に戻って成虫になる。また、固有宿主の腸内に寄生している成虫が壊れて卵で遊離し、その卵から孵化した幼虫が腸壁に侵入して擬嚢尾虫になり、ふたたび腸内に戻って成虫になるという自家感染もある。
少数寄生では無症状のことが多いが、自家感染で寄生数が多くなると、
悪心(おしん)、腹痛、下痢などをおこす。

駆虫薬は腸壁内に寄生する擬嚢尾虫には効果がないので、投薬を繰り返す必要がある。[町田昌昭]

出典 – 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

 

アジ アニサキス

海の魚類の寄生虫の代表格いってもいいぐらいの存在のアニサキス。
場合によっては手術が必要で人体に害をおよぼす可能性が高く、なかなか怖い
寄生虫の一つです。

サバで多く寄生していることが知られているが
アジにもアニサキスが寄生する魚の一つなのでやや注意が必要となる。

 

アジにもそれなりに付くということが研究されていますが
そこまで生で食べることは少ない魚(刺身やなめろうぐらい)
なので確率的ニアニサキスの被害を受けることは
すくないと思います。

 

 

アジ 刺身 アニサキス

アジの刺身は少しアジっぽい癖のある味と
皮の付近が独特のコリコリとした触感があり
なかなか刺身もいけるものです。

特に3月ぐらいの旬のアジを刺身で試してみた人は
あの絶品な味は何度も食べたくなるかもしれません。

アジでアニサキスのリスクの高いのは刺身です。

すぐに内臓などをとりのぞかずに、そのまま長期間おいておいた
ものなどを刺身にするのがアニサキスをもらう
ことにもなりそうです。

できる限りアジを生で食べる場合は上に書いたように釣った後すぐに
下処理しておいたほうがいいです。

アジ アニサキス なめろう

(ごはんにかけるのもまたなかなか)

アジを生で食べたいがアニサキスが怖いという人は
なめろうにしてしまうというのも一つの手です。
(釣ってすぐに粗を取り出さなかったという場合などは)

なめろうにして徹底的にたたき切ればアニサキスも
同時に切り刻むことができます。

なめろうにした時点で間違いなく普通の刺身よりかは
アニサキスを生きたまま食べて
しまう確率は低くなるはずです。

 

釣った アジ アニサキス

アニサキス幼虫は最初、魚の内臓に潜んでいるが魚が
亡くなってから、時間がたってくると魚の身のほうに移動してしまう。
これを人間が食べることによってアニサキスの被害を受けることになる。
なので新鮮うちに捌いておくというのが重要なこと。

 

内臓を生で食べない

アニサキスの幼虫はほとんどが内臓に隠れているため、
もちろん、内臓は生では食べない。
ちなみに魚の内臓にはビタミンDがよく含まれているので
食べれる魚は取っておいたほうがいいようです。

 

冷凍させる

アニサキスに対処するために魚を-20°Cで24時間以上冷凍する
魚を生で食べるなら、冷凍は良い方法です。
お刺身は冷凍で安心して食べられます。

加熱させる

アニサキスを体に入れたくない場合
加熱調理(60℃、70℃以上で1分)
これが一番の対策です。

 

魚であれば、幅広い種類に寄生虫が寄生している、実際に寄生虫の性質や
対策などが判っていれば
、怖いものでもないので、それほど神経質になる
必要もないとも思えます。

アニサキスなどの人体に害があるような寄生虫がつく魚を
知らずに下処理などをしてしまう事が一番危険なような気がします。

 

 

アジ 氷 締め アニサキス

氷締めするときに捌かずにそのまま氷につける人も
いるかもしれませんが、アニサキスのリスクがあります。

 

豆アジや小アジはそれほど肉厚ではありません。
体の多くの部分が内臓と身が近くなっています。
アラは時間が経つと鮮度が落ち、見の触れた部分も鮮度が落ちます。
アジは水揚げ後、粗を取り除きその場で鮮度を保ちます。

そのままにしておけば、内臓からアニサキスが身に移る
可能性があります。

 

小魚の鮮度を保つ秘訣は、できるだけ早く粗を取り除くことです。

アニサキスを少しでも防ぎたいなら
できるだけ早く内臓を摘出することが重要です。
おいしく食べるためには、早めに対処したほうがよいでしょう。
これもアニサキス対策の一つです。

 

 

アジ アニサキス 見つけ 方

 

アニサキスの画像
(アニサキスの画像)

粗をとるときに少しチェック
もし上の画像のようなものが確認できたのならしっかりと身のほうも
チェックしておいたほうが良いです。

そういうものは、刺身やなめろうなどの生で食べずに
しっかりと火を通して焼いて食べたほうがいいです。

アニサキスはしっかりと火を通すと大丈夫です。
加熱調理(60℃では1分、70℃以上)

 

 

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