イソギンチャクの種類
イソギンチャク
主に砂と岩場が混じった場所に生息している。
触手はエサをとるためにあるわけではなく、他の生き物を刺し毒を与え攻撃し、自分を
守るために利用するのがほとんど。
多くのイソギンチャクの種類はエサは外部からとるのではなく、体内に共存している
褐虫藻に光合成をさせて栄養をとっている。
イソギンチャクの体表から出る粘膜とクマノミの体表から出る粘膜の成分が
似ている為にクマノミの種類は攻撃されずにイソギンチャクと共存している。
この為、マリンアクアリウムではクマノミとともにペットとして
飼育されることがほとんど。
他には、エビの種類のイソギンチャクモエビとも共存する。
イソギンチャクの種類
各共通項目を次のように記載してある
- 名前
- 分布
- 体長
- 共存する海水魚
- ハタゴイソギンチャク
- 西部太平洋~インド洋
- 50cm
- ツーバンドアネモネ、クマノミ、カクレクマノミ、オレンジクラウンフィッシュ、ハナビラクマノミ
ポピュラーなイソギンチャクでよくカクレクマノミと共に、マリンアクアリウムのペットとして
飼育されている。
毒性はイソギンチャクのなかでは強く、状態のいいものを素手で
さわると、触手がちぎれて手にくっつくので手袋をつける。
水質の悪化や高水温に弱い。
光合成は強い照明を必要とする。
- ロングテンクタルアネモネ
- 西部太平洋
- 20cm
- ほとんどのクマノミと共存できる。
イソギンチャクのポピュラーな種のひとつ。
カラーが多彩で紫や緑のものがある、飼育は容易。
- イボハタゴイソギンチャク
- 西部太平洋~インド洋
- 50cm
- バリアリーフアネモネフィッシュ、モーシアンアネモネフィッシュ、オレンジアネモネフィッシュ
トウアカクマノミ
毒性はイソギンチャクのなかでは強いタイプ。
やや大型になる。
- ウメボシイソギンチャク
- 日本の本州南部
- 5cm
このイソギンチャクはエサは取る、エサは冷凍ブラインシュリンプ。
マリンアクアリウムで育てるイソギンチャクのなかでは飼育は容易。
無性生殖するイソギンチャクで、親の中である程度の大きさに育てられると
親のなかから吐き出される。
- サンゴイソギンチャク
- 日本の本州南部
- 30cm
- クマノミ、カクレクマノミ
日本の千葉県以南の浅い岩場でみられる。
和歌山の沿岸でもよく確認できる、イソギンチャクの種類。
本種の近縁種のイソギンチャクにウスカワイソギンチャクがある。
- バブルテンタクルシーアネモネ
- 西部太平洋~インド洋
- 40cm
- トウアカクマノミ以外のクマノミの種類
比較的丈夫でマリンアクアリムでも飼育しやすい。
タマイタダキイソギンチャクの近縁種。
- センジュイソギンチャク
- 西部太平洋~インド洋
- 50cm
- ほとんどのクマノミの種類
水質悪化、高水温に弱くやや飼育しづらい。
色はグレーにちかい色。
- ワビジンイソギンチャク
- 西部太平洋
- 15cm
- 共存しない
小型で丈夫な種類だが、クマノミとは共存しない。
カラーが多彩にある。
本州南部沿岸からインドネシアに生息。
- シライトイソギンチャク
- 西部太平洋~インド洋
- 50cm
- ほとんどのクマノミ種類
ほとんどのクマノミと共存できる、大型になり触手は10cmになり
数も800本になるものもある。
良く入荷されるのは先端が赤っぽくなりカラフルで美しい。
よく入荷する綺麗なタイプほど弱く、グレーのような色合いのものは丈夫。
TAGS:
イソギンチャクの種類と同じカテゴリ