エイの漢字

エイのグラフィティ

エイの漢字 鱏 鱝などと表記されていた
ことがある。

日本で使われるのは「鱏」の
魚偏に覃(どん)。

海鰩魚(かいようぎょ)とも書く。

 

 

エイの特徴

エイはかなり種類が多い、日本沿岸でよくみられるのは
尻尾の付け根に毒バリを持つアカエイ。

 

以外にも鮮魚店で売られることもある

主に周りのヒレの部分を食べる。
味は処理方によっては特有のにおいがありキツイ
コラーゲンが多いので、美肌効果やアンチエイジング
にはいいかもしれない。

干物にして食べるとそれほどの特有の感じは
しないようだ。

 

実物を触るとわかるが見た目よりもかなり
ヌメヌメとした感じがある
なにかでつかもうとするとつるっと滑る感じがあり。
中央部は兜のような骨があり、非常に硬い。

 

アカエイは尾の毒バリが特徴で、これを使って
攻撃してそうなものだが、実際は防御に使うようで
釣りなどで引き上げたときも針が刺さった部分をひたすら尾で
叩いてくる。

 

エイ 鱏の名前の由来

 

エイの名前の由来は
まず、エイの長い尾の姿が「柄」
に似ている為についたという。

 

また、アカエイ類には背面の瘤状の突起があり
それが滑り止めとして、刀剣の柄に使われたことから
「柄」とされて

柄⇒エイ

と変化していきエイという名前がついたという説。

 

 

次に、アイヌ語で「棘」のアイという言葉から

アイ⇒エイ

 

と訛っていきエイとなったという
説などがある。

 

エイの漢字 魚偏に覃と書く由来

アカエイの画像

 

エイはサメと似るものがいて、漢字でも
間違われた。

エイも数が多く、非常に紛らわしいので仕方の
ないことかもしれない。

 

昔の資料でもよく間違えられて記されていた。

『和漢三才絵図』(1712年)では
鱣をエイとよむのは誤りであり、鱏とは(カジキ)
とされていた。

エイと他の水生生物が間違えて記されている。

 

鱏は中国では淡水のハシナガチョウザメと
いう魚。

日本では魚の読み違いで
エイが魚偏に覃の漢字がつけられた由来と
言われている。

『文選』という資料に「鱏」が出てくる

「鱏魚は江中に出づ。頭と身は半生なり」
とされている。

写真でみれば分かりやすいだろう。

 

ハシナガチョウザメやエイは同じく
海の底の方で生活する。

鱏の魚偏のつくり「覃」は
ふかい(ふかし)。ずっしりと下にふかい。などの
意があり。

潭(タン)(ふかい水のたまったふち)・深(ふかい)・沈と同系。

 

チョウザメが海底で棲息する様子をとらえて「鱏」という
漢字が充てられた。
それが日本では読み違えられてエイにつけられた
されている。

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