メジロ 出世魚の特長 さばき方など
メジロという魚はブリ(鰤)という魚の呼び名の一種。
ブリという魚は出世魚のなかでもとくに呼び名が多い。
ブリは成長とともに名まえが変わる出世魚の一つで,各地にさまざまな呼名があるが,
大きくわけて,ワカシ(ワカナ)→イナダ→ワラサ→ブリと
フクラギ(ツバス,ツバイソ)→ヤズ→ハマチ→メジロ→ブリの系列が見られる。
出典 – 世界大百科事典大二版 ブリ
このように一般的には、ハマチとブリの間のものの
呼び名をメジロとされている。
また、他の魚ではマアナゴの地方名に
メジロという呼び名があるようだ。
wikiのマアナゴ 別名の項目から
ホンメジロ・メジロ(愛知県三河湾周辺・名古屋)など。
出典 – wikipedia マアナゴ
東京方面にお住まいの方であれば、メジロといえば目白
なども思い出すかもしれません。
魚のメジロは関西などでよく呼ばれていたブリの名称なので
特に関係はないかと思われます。
ちなみに東京のメジロの由来はこの地区から
江戸時代後期に白い尾の名馬が出たことから
目白と呼ばれているよう。
メジロ 魚 値段(価格)
主にメジロと呼ばれていたものは、大きさは60cm~80cmぐらいのもの
ブリの中でも比較的大きい部類に入ります。
このサイズになると成長にまで約4年程かかるので
小さいものに比べるとやや高価になります。
値段は主に寒ブリと呼ばれる旬の時期のものが
やや高価になるようです。
過去5年平均でみても一番高い時期は年末あたりの時期。
ブリというのは鰤という漢字のつくりにも
師が使われているように、昔は師走に贈られていた魚です。
「蓋しブリの名久しきを経るの義たるを似て、延年の意を し、新年を迎ふる寿
をなし、大魚を云ふにて、小より大に至り卑きより高きに昇る出身の嘉儀とするものなり」
出典 – 『海魚考』(1807年 饒田喩義)
出世昇進の年末の贈り物として年末に贈られていた。
このことから師走の「師」をあてて鰤とされたという
説もあり。
現代でもこのように出世昇進の贈り物などとされているのかは
わかりませんが。
出世などを祝う為によく使われているのかもしれません。
2019年11月の豊洲市場におけるブリの平均卸価格は1キロ当たり987円。先月からは53%ほど上昇。また昨年の同じ11月と比較すると20%ほど安い。ちなみに、2014年以降の同月では2018年が1,232円で最も高い記録。
各月の過去5年間(2014年~2018年)の平均値の動き(グラフ中の破線)をみると、卸値は最も高い12月に対し最も安い4月では概ね3分の1以下。11月の卸値は12月の8割ほどで12ヶ月の中では2番目に高い方。次の2ケ月間は、12月が11月から約24%上昇。1月は一転して12月よりも24%ほど低下している。
出典 – https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp011013999600100190/4
ブリはおもに5kgほどのものが、体長65~70cmとされているので
メジロ1匹であれば5㎏で考えると上のHPから、おおよその時期の
メジロの値段(価格)が算出できると思います。
メジロ 魚 値段(価格) 高い時期
12月ごろの一番高い年末の時期であれば、平均的におおよそ
キロ当たり1100円前後なので
1匹のメジロの値段は 約5500円程
寒ブリとされてうられているブリ1匹のもので
あればこれに近いような値段で売られているのも
見かけます。
メジロ 魚 値段(価格) 安い時期
3月~7月、この時期はあまり脂がのっていないためか平均的に
値段は安い。
安い時期の平均価格はキロ当たり400円前後なので
1匹のメジロの値段は 約2000円程
メジロ 魚 さばき方
メジロの捌き方 手順① アラをとる
締めた後で、写真のおなかの部分を切り開き
アラを取り除きます。
メジロの場合このなかのアラは
主に
傷んだイワシなどが入っていることが多いです。
締めた後で鮮度を保つためすぐにアラは取り除きます。
メジロの捌き方 手順② 頭を落とす
そのまま包丁などで頭を切り落とすだけ。
塩焼きや姿つくりにするときはそのままでもいいですが
おろすときに面倒なので
切ってしまうのがいいでしょう。
メジロは大きいので頭のカマなども食べる
ことができます、鮮度のいいものを焼いて食べるとなかなか
なのでぜひ一度。
メジロの捌き方 手順③ 皮をむく
包丁のなどを身の先端の部分にあてて
皮を一部むいていきます。
ある程度皮がむけると、あとは手だけで
引っ張っていってもかんたんに取り除くことができます。
これは生よりもやや凍っている状態のほうが
やりやすいです。
メジロの捌き方 手順④ 3枚に下す
出来るだけ骨の部分に身がのこらないように
身の部分と中央の太い骨の部分を3枚に切り分けます。
メジロの場合それほど小骨もないのできれいに
切り分けることができます。
塩焼きや、煮つけなどにする場合は2枚だけに
下してもいいです。
メジロという魚は血をかなり含んでいる魚なので
おいしく頂くには、血抜きがかなり
重要になってきます。
メジロと同じ出世魚の一覧。
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