カメノテの取り方と食べ方

カメノテ(亀の手)という海のテトラによく付着している
生物
、何度かとって食べてみたので取り方や味など
の感想を載せておきます。

 

 

この亀の手の味というのは賛否両論あると
思います。

見た目があれなので、たぶん野生の食材に
慣れていないような方は、見た目の印象に
引きずられてダメと思い込む人も多いかもしれません。

 

ゲテモノという訳でも無いのですが、食べ慣れない
と厳しい。

 

 

亀の手 取り方

亀の手がよく生えるテトラ

 

テトラであれば、こんな所にもあるのと思えるような
場所でも亀の手があります、割と都市部のテトラにも
あります
ね。
意外とお住まいの近くの海でも探せばあるかと。

 

さすがにあまり動かない生物ということで
透明度のある海の所で取った亀の手しか
食べたことはありませんが。

 

 

テトラの隙間の亀の手
(このように隙間によくはえています)

亀の手のある場所は、ほとんどがテトラとテトラが重なって
いる部分
です、ほんの少しの隙間に根のようなものを
埋め込んで付着しているよう。

 

 

都市部から離れた海の磯などではテトラなどよりも
取りやすい岩場などの隙間にも付着していますので
あまりテトラに行かないような方でも安全。

 

亀の手の取り方は、長めのマイナスドライバーなどで
テコの原理を利用して根本から取り除きます

かなり固いので、脆いドライバーだと欠けることもあり。
軍手をしないと手に傷がつくのでしておいたほうがいいです。

 

まあ、とにかく硬いので取る場合に力が
必要です、テトラの隙間にあるものでは
面倒になってやめてしまう方も多いかと。

 

亀の手には、たまにかなり長いやつがとれることも
ありますが、普通のようです。
あれを見るだけで異常な感じがしてイヤに
なるかもしれません。

 

 

亀の手 食べ方や味

亀の手の画像
(亀の手の画像)

 

取ってもって帰ってきたはいいけど
これ大丈夫なの?とはじめは誰でも思うような姿。
貝類のように思えますが、エビなどの仲間の甲殻類の
一種の生物

 

食べている方も多くいるということもあり
食べるには特に問題はないよう。

 

元田舎に住んでいた方に聞きましたが
種類の違い、生息環境の違い、成長の違い
など原因は判りませんが、亀の手でも大きさが
全然違うよう

 

 

地方などの田舎では私がとってきたものの数倍
ぐらいの大きさがあるとのことです。

 

初見でコレ食べれるのか、とおそるおそる思っていた
所、元田舎の人は整然と、もりもりと
亀の手を食べていくので、驚愕しました。

 

 

食べ方ですが、味噌汁などのダシをとる以外は
茹でて食べるというのが一般的です。

 

食べる部分は、手のようになっている部分でなく
根本の固い皮を剥ぎ、オレンジ色
になっている部分となります。

 

味は独特、エビの殻の柔らかいのをかなり磯っぽく
したような味
ともいうべきですか。
貝のような歯ごたえも、エビのような甘味も
そこまでありません。

 

磯っぽいのが好きな人ならいいのですが
好きでない人はあまりよろしくないかも。

 

魚のカサゴも磯っぽい感じがしますが、あの味に
似たような所もあります、カサゴが好きな方なら悪くは
ないのではないでしょうか。

 

 

料理する場合は、念のため塩水などに数十分ほど
漬け込んでから料理
したほうがいいと思います。

 

理由は、稀にですがイソゴカイ類の小さいのが
出てくる可能性もあります。
釣りで使うような虫餌の小さいもの。

 

味噌汁でダシをとるのに使う場合などは
後から出てきてわからないようになので
気を付けたほうがいいかと。

 

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