幹之メダカの種類

幹之メダカとは

幹之メダカの特筆する点は素晴らしい光沢
幹之メダカの光沢は他のカラーメダカにはないような輝きをもっている。
小さいアクアリウムに美しい輝きが欲しいときなどに
飼いたい魚の一つ。

 

幹之メダカの光沢について

幹之メダカの光は虹色細胞とは違い何が
光沢になっているかまだ明らかにはされていない。

1)光沢の名称
光沢の範囲はおおかた次のような基準で呼ばれている。
1が光沢の範囲が狭く、7に近づくにつれて光沢の範囲が広くなる。
おもに光沢が広いほど、ヤフオクでの買取価格は高くなる。

  1. ヒレ光 :背中に光が出ていないもの、ヒレのみの光
  2. 点光  :背びれあたりに少し出ているもの
  3. 弱光  :背びれあたりに数ミリ程度の光が出てる。
  4. 中光  :魚体の半分以下がかがやいている。
  5. 強光  :中光よりも光る範囲が多く、光輝いているもの。
  6. スーパー:頭部以外の背中が光輝いているもの、光の太さは関係ない。
  7. 鉄火面 :頭部全てから背面までが全て輝いているもの。上からみると全て輝いている。

2)光沢の出し方

幹之メダカの光沢の出し方については、水温、餌、遺伝、を考慮する必要がある。

水温
幹之の背中の部分の光沢の伸ばし方として卵の時期に水温を33℃前後にたもつと光が伸びやすい。確立として、スーパーや鉄火面がでやすくなるただし、温度の関係からダルマも出やすくなる

幹之メダカの種類
幹之メダカとは 幹之メダカの特筆する点は素晴らしい光沢 幹之メダカの光沢は他のカラーメダカにはないような輝きをもっている。 小さいアクアリウムに美しい輝きが欲しいときなどに 飼いたい魚の一つ。   目次幹之メダ…

 


光の出し方には餌も関係していて、鱗が厚くなるような魚の餌を与えると
よい、ブラインシュリンプやおとひめなどがオススメ。

遺伝
幹之メダカの色は(白、青、黄、茶、錦)があるようだが

白、青、バージョンが幹之メダカの性質が濃い。
固定率も、白、青バージョンが高い。
幹之メダカ特有の光沢は、白、青、バージョンでしかほとんど出ない

基本的に多く出回っているのは、白、青バージョンの幹之メダカであり
青幹之のほうが光の太さが太くなる、確立が高くなる。
青幹之どうしを交配するとF1では25%の確立でただのクロメダカが産まれる。
白幹之が方親にに混ざるとF1ですべてが幹之メダカになる。

幹之メダカに広範囲に光沢を出したい場合、まとめると次のようになる。

  • 卵の時期に水温を33℃前後にたもつ。
  • 餌はブラインシュリンプやおとひめを与える。
  • 青幹之のほうが光の太さが太くなるので、青幹之の遺伝を残す。

 

幹之メダカの種類

種類名 説明
黒ラメ幹之

黒ラメがはいった幹之。
ラメ幹之

幹之メダカ特有の光沢がまばらに魚体全体に入る。
ラメ強

ラメ幹之のラメ状が強くなっているタイプ。
鉄仮面

頭部全てから背面までが全て輝いている幹之。
フルボディ

全身が輝いている幹之
パンダ幹之

上から見ると背中に光沢のある鱗がある。パンダタイプ
アルビノ幹之

幹之の特徴がでているアルビノタイプ。
幹之スーパー光

青白い光沢が魚体全身にでるタイプ、美しい。
幹之出目

幹之の出目タイプ。上から見ると両方の特徴が
良く出てるのがわかる。
幹之マリンブルーメダカ

上からみるとメダカとも思えないような仕上がり。
背中の中心あたりから美しい青い光沢が広がり。
縁がやや白っぽくなっている。

5)稚魚と卵の管理

稚魚や卵は成魚に比べて水質の悪化や酸欠に弱い。
以下の点に注意して管理する。

  • 水質管理をしっかりと行う
  • エアレーションを行う
  • 孵化できずに亡くなってしまった卵はカビをはやして水質を悪化させるので
    スポイトなどで水槽から取り除く。
  • 3日ほど餌を食べないので、その間餌はやらない。
  • 卵から孵化して2週間程度は水換えをしない。
    水質の急変により亡くなる場合がある。
  • 餌は孵化して1週間程の稚魚であれば、100匹あたりに対して粉末状の
    ペビーフードを、耳かき半分程度で良い。与えすぎると水質を悪化させる。
  • アルビノメダカやダルマメダカの稚魚は餌とりが下手なので
    他の種の稚魚と同じ水槽で管理しないほうが良い。

毎日の水温を足して250℃に達すると卵から孵化がはじまる。
例えば25℃の水温で卵を管理した場合、おおよそ10日程度で孵化がはじまる。

 

アルビノメダカの稚魚は視力が弱く稚魚の管理がやや難しい。

アルビノメダカの稚魚の餌の与え方(餌は1日1回のみ)
夜になりあたりが暗くなったら、水面にライトを照らす。
アルビノメダカの稚魚はライトの明かりの部分によってくる
その場所に餌を与える。

上記の方法を2週間程度続けるとアルビノメダカの稚魚の目が
見えるようになってくるので普通に餌を与える。


 

2,メダカの雄、雌を見わける方法

メダカの雄雌を見わける方法は一般的に背ビレや腹ビレで判別する。
背ビレや腹ビレで判別するよりも難しいが
上から見て口の周辺の部分で雄雌を判別する方法もある。

1)メダカの雄、雌を背びれや腹ビレで見わける方法。

主にヒレの形や、長さで見わける。

背ビレ 尻ビレ
雄の形 四角い

切れ込みが入る

四角い
雌に比べ長い
雌に比べ大きい
雌の形 ヒレの先端が丸い
切り込みはない
ヒレの先端が丸い
雄に比べ小さい

2)メダカの雄、雌を上から見て雄雌を見わける方法。

主に口の周辺で見わける。

雄の形 形は雌に比べて角ばっている
良くみると目の近くあたりに、口先から2本の線が入る
雌の形 形は雄に比べると丸い
線は入らない。

3,ニホンメダカと遺伝的多様性

1)ニホンメダカの分類

大きく分けて 「北日本集団」  「南日本集団」という2種類のメダカがいる。
これらは以下のように詳細に分けられている。

  1. 北日本型
  2. 東日本型
  3. ハイブリッド
  4. 山陰型
  5. 東瀬戸内型
  6. 西瀬戸内型
  7. 北部九州型
  8. 有明型
  9. 薩摩型
  10. 大隅型
  11. 琉球型

※ハイブリッドは1,4,5が混ざったタイプ

これらは
同じ固体でも地域によって遺伝的な特徴が異なっている。
これは後述する遺伝的多様性によって現れた特徴である。

 

2)遺伝子の多様性

外見に殆ど違いが無く、遺伝子が異なる同じ親から生まれても
子の遺伝子がすべて同じになることはない。

同じ固体のタイプでも、遺伝子の組み合わせはすこしづつ違う
これらを「遺伝的多様性」という。

同じ種であっても異なる地域により生息する個体は
生息する地域に適応した遺伝的な特徴をもつ。

長い期間でみると新しく変化にとんだメダカの作出にあたっては
環境(餌、水質、水温、照明、等)を延々と同じパターンで行うよりも
異なるさまざまな環境でそれぞれ行った場合のほうが、その環境に適応した遺伝子を
もつ個体が生まれる可能性が高いことが伺える。

参考文献
完璧版 観賞魚の写真図鑑―オールカラー世界の観賞魚500
生物多様性キーワード事典

 

幹之メダカ 価格

ヤフオクでは幹之の遺伝がはいっているメダカが
『 一番買取取引が多く 』現在主流となっている。
いまの所はカラーメダカの主役といった所。

需要が多いためか他の種とくらべるとヤフオクでの買取は相対的に高くなるほうで
スーパー系や鉄仮面などの光沢の範囲が広いものであると高額になる。

以下2016年のヤフオクでの幹之メダカの落札価格です。
(かなりの数ですので拡大しないと見ずらくなっていますので
クリックするとみやすいです。)

 

幹之メダカ 価格 2016年 1月

幹之メダカ 価格 2016年 2月

幹之メダカ 価格 2016年 3月

幹之メダカ 価格 2016年 4月

幹之メダカ 価格 2016年 5月

幹之メダカ 価格 2016年 6月

幹之メダカ 価格 2016年 7月

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