魚へん 若 鰙
漢字は魚へん若と書いて「鰙」ワカサギ
結氷した湖などで穴釣りでつられる魚。
鰙 ワカサギの特徴
ワカサギはキュウリウオ科の属する魚で
きゅうりの匂いがするとされている。
適応範囲が広く、淡水、海水、汽水域などに
生息。
元は霞ケ浦、宍道湖などの汽水の湖に生息
していた魚。
現在は全国各地の湖などに放流され分布している。
全長は小さく13cmほどにまでしか成長しない。
チカという似ている魚がいるが、こちらは25㎝ほどに
まで成長するが、味が今一つ。
湖の氷に穴を開けて行う釣り
「ワカサギ釣り」で有名でもある魚。
アラや骨を取る必要もなく、丸ごと食べることが
できる魚なので、カルシウムなども
豊富にとれる。
旬は、ワカサギ釣りなども行われる
真冬の2月~3月がシーズンです。
ワカサギは地方名が数多くあり
ワカサギ(一般)
ソメグリ(北陸)
サギ、マハヤ(霞ケ浦)
シラサギ、アマギ(山陰)
オオカワ、オオワカ、コワカ(福島・群馬)
サイカチ(群馬)
サクラウオ(福島)
ツマ(青森)
アマサギ(山陰)
ワカサギ(鰙)の語源
ワカサギの名前の語源は単純に。
ワカ(幼い)+ サギ(小魚の意)
という言葉を合わせた語という説が一般的。
また、鷲が捕食していた魚 = ワカサギ
ということで名前がついたという説もあり。
鰙の漢字 魚偏に若と書く由来
昔は一般的に「若鷺」と書かれた。
別に「公魚」などもあり。
公魚と書くのは、江戸時代に霞ケ浦の麻生の幡主が
毎年将軍へ串焼きのワカサギを献上したことに
由来している。
鰙の漢字も名前の由来と同様に
ワカ(幼い)+ サギ(小魚の意)
から来ていて、魚偏に若と書く
ようになったとされている。
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