サーモンの脂質 大量の脂は健康に影響は?
サーモンは、養殖もののサケを一般的に表す言葉。
消費量が上がっている魚とされ年々注目されています。
近年消費が3倍にも膨れ上がっているので、これからも
まだまだ需要は膨れ上がりそうですね。
寿司のなかでも3位ぐらいには入る人気のネタ。
サーモンの養殖物はほとんどがノルウエー産とチリ産のもが
ほとんど。
世界で約240万トン養殖されているサーモンのなか
ノルウエー産約130万トン、チリ産が約90万トンの割合になっている
ようです。
サーモンの脂質
養殖ものということで天然と比べて脂分が多いですが
脂質は天然と養殖 実際にはどの程度かといいますと
wikiで確認すると
天然もののシロサケ(切り身、生)
100gあたりは 脂肪 3.77 g
となり。
変わって養殖もので供給が多いノルウェー産のサーモン(タイセイヨウサケ)は
100gあたりは 脂質は16~20g程
養殖アトランティックサーモン100gあたりの脂質は20gほどで、
刺身5切れだと50g程度で、脂質は10gほどになります。
成人が1日に必要な脂質の量は50gと言われますので、他の食べ物次第ではありますが、
特に摂り過ぎになる量とは思いません。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12150139477
(アトランティックサーモンとはノルウェー産の
サーモンを表す)
シロサケとタイセイヨウサケで種類がことなりますが
サーモンは天然鮭と比べてかなり脂質多いということが判ります。
だからこそ、あの独特の風味のようなものがあり人気があるの
だと思いますが。
ちなみにサーモンの脂質はそれなりにありますが、カロリーが
他の魚に比べて少ないです。
(画像 上 シロサケ 下 タイセイヨウサケ)
サーモンの脂(油) 健康に害は
海外の養殖産のサーモンは旨いですが
たまに脂が凄いものがあります。
まれに焼いたりするとこの脂は健康に害はないのか
と思えるような量の脂がしたたれてくることもあり。
冬に釣れる鯖なども焼くと割と脂が滴れて
きますが、海外産のサーモンはそれの数倍ぐらいの量が
出てくることも。
さてこの脂、健康に影響はないものかと
ときになって色々と調べてみました。
魚の脂(オメガ3脂肪酸)は基本的に体にいいものだとされています。
脂肪酸は大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられ、不飽和脂肪酸にはオメガ9、オメガ6、オメガ3などの種類がある。飽和脂肪酸とは肉や乳製品に入っている脂。オメガ9はオリーブオイル、オメガ6は一般のサラダ油、そしてオメガ3は魚の油やアマニ油に多く含まれている。魚の油に多いDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)、アマニ油に含まれるαリノレン酸、これらはすべてオメガ3脂肪酸だ。
出典 –
https://business.nikkei.com/atcl/report/16/091500068/121300007/
サーモンの脂の記事などでも、これと同様に
健康にはいいというものが多いですね。
天然ものの鮭と養殖の鮭は近年、養殖の場合だと餌の品質、重金属汚染の可能性、などいろいろ問題になっていますが、妊婦、乳幼児でない限り、1週間に2、3度程度なら食べても安全、というのが米国でのガイドラインになっています。鮭以外にも小さめの脂肪分の多い魚(サバとかいわし)などは不飽和脂肪酸、オメガ-3脂肪酸と呼ばれる体によい油分を多く含んでおり、油ですからカロリーはありますが、こちらの研究では魚を多く食べた女性の方が減量に成功する率が高いという研究結果も発表されています。
出典 -https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2463496.html
色々な資料などを見回ってみた所、海外産サーモンの脂も
他の魚同様に体にはいいものとされているということがみてとれますが
オメガ3をとりすぎると「DHAやEPAは前立腺がんのリスクが高まる」
などという記事もみかけます、しかしこれはおそらくサーモンには
それほど関係なく、サプリの場合かなり凝縮して成分が含まれているので
オメガ3系のサプリに関しての事かと。
割とギトギトとした感じの多量の魚油は、気持ち悪く
健康にいいのかと疑問に感じる人も多いようですが
サーモンの脂だけに関してだけ言えば害があるという
内容はそれほど確認できませんでした。
しかし、チリ産のサーモンに関しては健康に害がありそうという
割と信憑性の高そうな記事がありましたので少し
引用させていただきます。
2700万匹の鮭のうち、5000万パウンド(約25000トン)は粉にして、健康な鮭に食べさせたことがわかりました!!!
<中略>
2015年にチリの養殖場で使われた抗生物質の量は、2013年に比べて25%増。2014年のデータによると、ノルウェーで生産された鮭は、年間130万トン、使用された抗生物質の量は、972キロ!それに比べて、チリで生産された鮭は、年間89万5000トン、使用された抗生物質の量は、なんと、56万3200キロ!!!驚きの数値です。
出典 – https://www.huffingtonpost.jp/konomi-kikuchi/salmon-from-chile_b_10162068.html
2016年に更新されて数年前のデータが使用されている記事のようなので、現在のチリの
サーモンの養殖環境はわかりませんが、これを見る限りでは、チリ産のサーモンは
手控えたほうがよいのかもしれません。
サーモンといっても海外で養殖されたサーモンすべてではなく
あくまでチリ産のサーモンです。
上の記事でも比較で少しふれられていますが、ノルウェー産のものは
養殖環境がしっかりと整えられているようです。
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