チヌ 捌き方 臭い まずい 理由

 

チヌ 黒鯛 違い

 

チヌという魚、関西から西ではクロダイをチヌ
と呼ぶこともあり
、鮮魚店でもそのような名前で
売られることもあります。

 

見かけるのはクロダイ(チヌ)、チヌ(クロダイ)
もしくはチヌと単体で表記されていることがあり。
呼び方が違うだけであって、クロダイとチヌは
同じ魚
であり、料理や捌き方なども同じ方法です。

 

あまり売られることはないと思いますが
チヌに非常に似ているキビレという魚もいます。
よく川などに生息しています。

キビレの画像
(チヌと似るキビレの画像)

 

 

コアマン vj チヌ

 

チヌは比較的なんでも餌として食べる雑食性の魚。
非常にタフで、水質があまりよくないような場所にでも
よく生息しています。
両あごが発達していて、歯が噛み砕く為に優れたように
なっています

このことにより、貝類、カニ類、フジツボ、クモヒトデなどの
硬いものでも餌として食べることが出来ます。

 

 

クロダイ(チヌ)の歯
(クロダイ(チヌ)の歯 このように噛み砕く為に優れた構造)

チヌを釣るときは主に極細のハリスで釣るのですが
この歯でよく切られることに。
他には、ゴカイ類や海藻類など、小魚なども捕食して
います。
なので写真のようにコアマン vjでも釣れることがあります。

シーバスを釣ろうとしているとかってに釣れると
いうことが多いですね。
ちなみにフォール中によく食ってきます。

 

 

チヌ 釣り 時期

 

チヌは雄性先熟型の性転換をし、小さいサイズのものは
すべて雄です、3~4歳成長すると、雌雄どちらかの機能のみ発達します。
ある程度、大きくなったサイズには雌が入るように
なります。

 

チヌの旬に関しては、産卵の時期というものが関係していて
産卵の後と前では味を左右
します。
チヌの産卵のシーズンは4~8月となります
夏に釣れたチヌはかなりやせ細ったような個体もよく
います。

 

産卵シーズンは春から初夏とも言われますが、8月の
熱いような時期に
一斉に集まってきたようなチヌが、大潮の干潮の時間帯に
大群でみられるような時もあり。

 

夏頃にはかなり釣りでも釣れます、しかし味に関して
いうと冬から春先にかけてが美味しい

時期でいえば11月~3月頃までのチヌが脂がのっていて
かなり旨いものもいますね。

 

 

40㎝前後の身のしまったような、チヌがおすすめで
あまり大きすぎると身に締まりがなくて
いまいちです。

クロダイ(チヌ)の画像
(40㎝前後個体、色はもう少し黒くないほうがいいです。)
クロダイ(チヌ) 大きくて、まずいような個体

(大きくて体全体が黒くなっている個体は、だいたいいまいちの味)

 

チヌ 臭い まずい

釣ったりした場所や旬にもよりますが、うまく下処理した
後に料理をすればそこそこ美味しい味です。

地方の田舎などあまり大きい河などがなく生活排水が流れ込まないような
エリアなどであれば濁ったような砂泥底のエリアも少ないこともあり
それほどまずい個体も少ないです。

 

 

都市部などで釣れたものは、しっかりとした血抜きをして
アラなどの内臓を早めにとったとしても、身が臭く泥臭いような味がします。
旬なども関係しているかもしれませんが、まずいという個体もかなり多いです。
こういう個体の特徴としては、体表がかなりヌメりがある
というものが多い。

 

チヌは雑食性でなんでも食べるということもあり
いろいろなものを食べています。

これがまずい、というのに関係しているかは
わかりませんが、アラなどを早めに取り除かない場合なら
鮮度が落ちるのには関係しそうです。

 

チヌは捌くのが面倒だったり、さらに
味がいまいちで、ということもあるからでしょうか
わりと沖に面してる釣り場でも40cm~50cmと割と大きいサイズの
何匹もチヌを釣ってもリリースしている人もよく見かけます。
(みせつける為かそのまま放置している人も稀にみかけますが)

チヌを釣る人などと話すこともありますが
ほとんど釣るだけの楽しみで、あまり食べることを
しない人も中には多いようです。

 

チヌ 捌き方

 

よく鮮魚店などで一匹まるまる
かなり大きいサイズのチヌが売られることがあります。
鯛の科なので、見た目鯛に似ているということも
あり、そこそこ美味そうな見た目です。
そこに見せられて購入する方も多いかもしれません。

 

しかし、チヌというのは食材にするまで捌くのが面倒くさい魚です。
ある程度、捌かれたほとんどの身の部分だけに
なったものをおすすめします。

 

 

チヌ 締め方

クロダイ(チヌ)の画像

 

チヌの食性の所にも書きましたが、チヌは非常に
硬いものでも歯が噛み砕いて、食べてしまいます。
そのため両あごの発達しており頭の付近の所が非常に硬いです。

締め方は簡単で写真白いようなエラの部分を刃物で
中央付近まで切り込んでいきます。

サイズにもよりますが、50cmに近づくものであれば
延髄のあたりも硬い。

鋭い切れ味の包丁などをもっていなければあのあたりを切るのに苦労します。
切れない場合は手でごりごりとして引きちぎることになると。

 

チヌ 血 抜き

エラの部分をきって締めたあとは血 抜きを行います。

そのまま海水をいれたバッカンに5分程つけておく
だけです。
大きいサイズのものは、タモなどにいれて血抜きします。

しっかりと血抜きしたい場合は尾ひれの下の部分にも切れ込み
いれていきます。

 

 

チヌ 捌き方 胸ヒレあたりから2枚におろす

クロダイ(チヌ)のヒレ

 

締めてエラあたりを切り込んだ所から
真っ二つに尾ひれまで包丁などで2枚におろします。

大きいものはここも結構固い部分もあり面倒です。

開いたあとは内臓などの粗を取り除きますが
は魚にしてはけっこう奇妙な色をしています
これを見ると少し嫌になるかもしれません。

ウロコがあるのでそれを取り除くのも面倒です。
熱湯をウロコの表面にかければ、きれいに
皮ごと剥げる魚も多いですがチヌははぎづらい感じの魚です。

 

 

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