タツノオトシゴの飼育方法
- 名前 タツノオトシゴ
- 生息地 日本各地
- 餌 冷凍ブラインシュリンプ
- 全長 8cm
日本の各地で普通に見られるタツノオトシゴ、様々な色彩の固体がいる。
アクアリウムショップやペットショップではあまり売られない。
ヤフオクでは普通によく販売されている、値段は1匹千数百円程度でまとめて
数匹で引き取られている。
マリンアクアリウムのペットとして飼育するのは海水魚の中では普通程度の
難易度。
いままで海水魚の飼育経験がない場合は、かなりの難易度なので
慎重に購入を検討するべき。
流通量の多いタツノオトシゴ自体の値段はそれほどではないが
餌のランニングコストがかなりかかる。
飼育環境は水槽内の障害物になるものをあまりいれない。
タツノオトシゴは遊泳力がないので水流は弱めに抑えておく。
餌
タツノオトシゴを飼育する際にもっとも苦労するのが餌にあたる。
消化器官が弱いので、1日何回も餌を供給する必要がある。
1回の餌は少なめで良い。
飼育するさい気をつけたい点はタツノオトシゴは口が小さいので
固体にあわせた餌を容易する必要がある。
まずは餌の一覧を例としてあげてみる。
冷凍餌一覧
- イサザアミ
- ブラインシュリンプ
- コペポーダ
活餌一覧
- イサザアミ(採取可能)
- 動物プランクトン(採取可能)
- ブラインシュリンプ
- パワーシュリンプ
- 魚、めだか等の小魚
活餌が栄養も豊富で食いつきもよいので一番なのだが
常に供給すると、手間とランニングコストがかなりかかる。
基本は冷凍餌(イサザアミ、ブラインシュリンプ、コペポーダ)にならせてしまい
時に、活餌をあたえてあげるといい。
ただ人の手から餌をあげられる回数は限っているので
それ以外の時間に自動的に供給できる餌をゲージ内においてやる
必要もある。
オオミウマやビックベリーシーホースの大型になるものは
冷凍餌に比較的なれやすい。
難易度の高いような海水魚によく言えることだが餌付けるまでに、時間がかかる。
根気よく冷凍餌にならしていこう。
活餌のほうは豊富でかなり種類がある。
生息地で食していたものを参考に、与えるのが良い。
混泳
基本的には他の魚との混泳はしないほうがよい。
タツノオトシゴに害のないスカベンジャーなどとは混泳してもよい。
ナマコ類、ゴカイ類、ヤドカリ類など。
タツノオトシゴは遊泳力があまりないので、(大きい)エビ、カニなどとの混泳には
向かず、かなりの確立で食べられてしまう。
イソギンチャクやサンゴとの混泳にも向かず
下記の病気で記載するように、刺胞毒持ちサンゴにおける感染症のような
体の一部が白くなったようになる病気にかかることもある。
イソギンチャクにつかまった場合も遊泳力があまりないので
抜け出せずにそのまま捕食される場合も多い。
病気
タツノオトシゴは姿から丈夫そうな感じがするが、病気にもなる。
特に遊泳力があまりなく、動かないのでいまいちコンディションがわかりづらい
所もある。
体の一部が白くすれたようになる
一部が白くなった場合は、要注意ですぐに対処しないと数日で死んでしまうこともある。
特に刺胞毒持ちサンゴを飼育している場合に病気が発症
する可能性がある。
他のタツノオトシゴにも感染しやすく。
病気が発症したタツノオトシゴはすぐに他のゲージに隔離する必要がある。
隔離するとミクサジンゴールドで浴し、エルバージュとアクアセイフ
を混ぜて直接患部に塗りこむとよい。
転覆病
この症状は、タツノオトシゴが深いところにもぐろうとしても
自力ではもどれなくなる病気のよう。体内に細菌が入り、その細菌のガスによって発病する。
対処法としてはまず水替えなどを行い、水流を弱くして水面付近につかまれる
ようなとまり木を設置してやる。
らんちゅうや、ダルマメダカ、がよく転覆病になるがこれは浮き袋からおきる症状のようだ。
タツノオトシゴとやや症状が違うようだが、よく転覆病と言われている。
マリンアクアリウムのペットとして飼育するのは海水魚の中では普通程度の
難易度である。
飼育するさい気をつけたい点はタツノオトシゴは口が小さいので
固体にあわせたエサを容易する必要がある。
各共通項目を次のように記載してある
- 名前
- 分布
- エサ
- 体長
- タツノオトシゴ
- 日本各地
- 冷凍ブラインシュリンプ
- 8cm
日本の各地で普通に見られるタツノオトシゴ、様々な色彩の固体がいる。
アクアリウム専門ショップやペットショップではあまり売られない。
ヤフオクでは普通によく売られている、値段は1匹千数百円程度でまとめて
数匹で引き取られている。
- ピグミー・シーホース
- インド洋~西太平洋
- 冷凍ブラインシュリンプ
- 1,7cm
タツノオトシゴのなかでは最小サイズの種類。
全長が2cmにすらならない。珊瑚に擬態し隠れ住んでいる。
- カリビアン・シーホース
- 大西洋西部
- 冷凍ブラインシュリンプ
- 15cm
カリブ海から輸入されて、アクアリウム専門ショップやペットショップで売られる。
多彩なカラーバリエーションがある。
色は黄色、赤色、茶色など、乾燥飼料やアサリの身をたべないので手間がかかる。
こまめにエサを与えると長生きする。
- シーポニー
- 東部インド洋
- 生きたイサザアミ、冷凍ブラインシュリンプ
- 12cm
オーストラリア南西部の海域に生息する、この海域は水温がやや低い。
頭に角のようなものがあり、背びれがつくのでたの種類と見わけやすい
ペットとしてマリンアクアリウムで飼育するならば20℃前後で育てる。最高温度は26℃以下
色は白い地肌に黒~茶の点もよう。
- オオウミウマ
- 太平洋~インド洋
- 生きたイサザアミ、生きた稚魚
- 25cm
タツノオトシゴの中では大型、色は黒が普通となる。
ワシントン条約に含まれているが、フィリピンから多く輸入される。
冷凍ブラインシュリンプで育てる事ができるが餌付くまでに時間がかかる。
慣れないうちは生餌を与える。
ペットとしてマリンアクアリウムで飼育するなら、生餌の入手に手間がかかるので
少しづつ冷凍ブラインシュリンプにならしていく。
- イバラタツ
- 太平洋~インド洋
- 冷凍ブラインシュリンプ
- 17cm
タツノオトシゴの中ではよく輸入される種で、もっともポピュラーな種。
ワシントン条約に含まれ、10cm以下の固体は国際取引が規制されている。
丈夫なのでマリンアクアリウムのペットとしてタツノオトシゴを
はじめるのであれば最初にすすめたい。
- ロングソフウトシーホース
- 西部大西洋
- 冷凍ブラインシュリンプ
- 15cm
2004年からワシントン条約に含まれた、輸入量は少ない。
大西洋産のポピュラーなタツノオトシゴの種。
- ビックベリーシーホース
- 東部オーストラリア沿岸
- 冷凍ブラインシュリンプ
- 35cm
名前のとおりタツノオトシゴの中では35cmとかなり大型になる種。
頭に角のようなものがある。
- タカクラタツ
- 南日本
- 冷凍ブラインシュリンプ
- 20cm
タツノオトシゴの中では大型になる種。
あごの部分に、腹部の方に向いて伸びている角のようなものがある。
南日本に生息しているので、入手しやすい。
- リーフィーシードラゴン
- オーストラリア南西部沿岸
- 動物プランクトンや小魚(ヨウジウオに似る)
- 20cm~40cm
リーフィーシードラゴン、すばらしいほど特徴的な姿をしている。
ただタツノオトシゴの種類ではなく、ヨウジウオ科ではあるが記載
した。
よくタツノオトシゴ展などでも展示されるようだ。
皮膚に枝分かれした突起があり、これが褐藻類のように見えている。
海にただよう海藻に擬態し隠れて生息している。
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