ドジョウの漢字 鰌
漢字は魚へん酓と書いて「鰌」ドジョウ
泥鰌などとも書かれる。
鰌 ドジョウの特徴
「柳の下にいつも鰌はおらぬ」
偶然に遭遇した幸運を、再び同じ方法で得る事はできるとは限らない
という意がある、人生の様々な所であてはまることも
多いことわざ。
ドジョウは、口ひげが10本ある細長い淡水魚
沼や川の泥の中を好み、主に生息している。
食用では人工的に養殖などが
されていることも多い。
生命力が強い魚で、海釣りでも生餌で使われる。
餌持ちがいいとして、利用されることが多い。
冷凍保存されていたものが、復活したとして
話題になったこともあった。
安い食用の物や釣り餌に関しては、ほとんど海外
からの輸入ドジョウが利用されている。
海外産のドジョウには危険寄生虫の一種
顎口虫が寄生している場合があり、踊り食いなどに
よって顎口虫に寄生されたことも多かったようだ。
昔はそれほど食されなかったようだ。
『東海道名所記』によると一説には
「牛の皮を切って馬糞とかきまぜ、水に
浸しておくとドジョウになる」
という俗説があったようで、そこからあまり食されなかったと
されている。
ドジョウ(鰌)の語源
ドジョウの特徴的な生態を表し、主に
泥の中に生息する事に関してのこと
からきている。
ドロツヲ(泥之魚)⇒ドヂョウ
(大槻文彦)
ドテ(泥の意)⇒ウオ⇒ドジャウ
(吉田金彦)
などの説がある。
鰌の漢字 魚偏に酓と書く由来
鰌の漢字の由来は諸説あり。
ドジョウの姿が細長いということと
泥の中に潜んで生息しているということから
ミミズに似ているということで
ミミズの意をもつ「酓」の漢字が
つくりに充てられた説。
「酓」がドジョウの鳴き声「シュウ」の
擬声語という説。
「酓」の文字が徳利から酒気が蒸発することを
表す意があるようで。
ドジョウの水中での泳ぎ方が酒飲みのよった
姿に似ているので、魚へんに酓を充てられた
という説。
『さかな風土記』
またドジョウの漢字には「泥鰌」や「鯲」とも
書かれていた。
鯲の漢字のつくり、於は略字で泥を表し
泥の中にすむ魚ということでこの漢字が
あてられている。
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